梁 世柱2022年8月14日突き進むものたち <長野・千曲川ワインヴァレー特集 第1章>梁世柱は日本ワインに冷たい。 散々言われてきたことだ。 確かに私自身もそれを否定できないという自覚をはっきりともっているが、そこには明確な理由が常にあったのもまた事実だ。 日本で造られたワインが、海外の(特にヨーロッパの)ワインに対するオマージュやイミテーションである限り、...
梁 世柱2022年7月30日日本ワインペアリング <4> マスカット・ベイリーA本シリーズの第一回で書いた通り、文化としてワインが根付いていない日本では、地の食である日本料理と、日本で造られたワインの間に、特別な関係性は極めて生じにくいと言えます。 ペアリングの真髄にとって重要なのは、冷静さであり、素直さです。...
梁 世柱2022年7月23日再会 <17> 「らしさ」とは農楽蔵, Nora Rouge 2017 日本でワインの仕事をするなら、日本ワインのことを無視するわけにはいかない。 時代は、インターナショナル&ボーダーレス。海外のワインプロフェッショナルやワインファンから、日本ワインのことを訊ねられるのはもはや日常茶飯事だ。...
梁 世柱2022年6月20日日本ワインペアリング <3> ブラック・クイーン本シリーズの第一回で書いた通り、文化としてワインが根付いていない日本では、地の食である日本料理と、日本で造られたワインの間に、特別な関係性は極めて生じにくいと言えます。 ペアリングの真髄にとって重要なのは、冷静さであり、素直さです。...