Kondo Vineyard, Nakai Mülleワ 2022. ¥2,500
北海道。
山梨県、長野県と並んで、ワイン産地として広く認識されている、数少ない場所の一つだろう。
最近では、特にピノ・ノワール(余市産など)が注目を浴びていて、その品質もかなりのものだが、それ以上に面白いと個人的に感じるのは、ドイツ系品種だ。
適地適品種、という考え方に基づくのであれば、(北海道といっても、ご存じの通り非常に広いので、ものすごく単純化した考え方となるが)共に寒い北海道とドイツの間には、確かに共通点が見えやすい。
(それほどシンプルなものでは決してないが)ドイツで上手くいく品種なら北海道でも、と考えるのは、少なくとも決定的に間違っているということはなさそうだ。