1 日前ワイン × 映画 「未来は過去を変えている」ワインを題材にした映画といえば、「モンドヴィーノ Mondovino」、「ボトルドリーム Bottle Shock」などのドキュメンタリータッチの作品や、アカデミー脚色賞を受賞した「サイドウェイ Sideways」を思い浮かべる方は多いと思います。...
5月12日歴史を楽しむ長い新型コロナ禍で外食の機会が減る中で、読書をする時間が増えている方もとても多いと思います。 ワインはやはり気のおけない仲間たちと飲むのが一番美味しいですが、自分も一人飲みがだいぶ増えました。元々読書をしながらお酒を飲むことが多かったので、あまり苦にはなってませんが、早く日...
5月6日もう一つの究極今回取り上げさせていただくのは、デザートワインの中でも「とてつもなく贅沢な」と言った意味をもつ、「レクストラヴァガン」・ド・ドワジ・デーヌ。 生産者: Château Doisy Daëne / シャトー ドワジ・デーヌ ワイン名: L'Extravagant de...
4月28日抑えられない欲求京都から東京に戻り、はや一年。 思えば東京に戻って早速足を運んだのが、ラヴニールというインポーターのG.パクネスの試飲会でした。 ウイエ(*1)してるシャルドネに、していないサヴァニャン、プールサールもいい!そしてヴァンジョーヌ(*2)!!...
4月13日山梨ワイナリーツアー「シャトー勝沼」編去る2月のはじめ、山梨に視察に訪れました。ここ2年ほどはコロナで海外へ行くことが難しくなったこともあり、国内の産地へ出かけることが多くなりました。今回はその体験を皆様にシェアさせて頂き、メインで訪れた「シャトー勝沼」についてレポート致します。皆様が山梨をはじめとした国内の産...
4月7日Old Vine Semillon白ワインの代表的なブドウ品種として、セミヨンが語られることは滅多にないかもしれない。セミヨンを含むワインで話題にあがるとすれば、ボルドーブラン(ソーヴィニヨン・ブランとブレンド)、貴腐ワイン(ソーテルヌ、バルサック)、ワイン通ならオーストラリアのハンターヴァレーだろうか。 ...
3月24日受け継がれる志近年、世界のレストランでは食事との相性を重視し、バリエーション豊かな楽しみを表現する“ペアリング”を提案するお店が増え、私自身も様々なお店で驚きや高揚感を楽しませて頂いております。 そのバリエーションという観点でワインについて考えると、生産地やブドウ品種の前に「色調」があり...
3月17日Domaine de la Romanée-Contiファインダイニングのソムリエをしていると幸運なことがある。ブルゴーニュのトップ生産者、*DRCをティスティングする機会に恵まれることだ。ワインをあまり嗜まない方でもDRCのロマネ・コンティといえば世界で最も高価なワインの一つということを知っていると思うが、『なぜ素晴らしいの...
3月10日南アのライジングスター候補こんにちは。バルニバービの岩崎です。 今回は、南アフリカにおけるサンソーというブドウ品種について。 サンソーは、南仏・ラングドック地方原産の品種で、1850年代に南アフリカへ伝わったとされます。 暑く乾燥したところで良く育つブドウと言われており、逆に湿気に弱いブドウです。...
3月3日Box Wineって美味しいの??今どきのボックスワインはクールでエレガント、スタイリッシュです! 家飲み全盛期のこの時代にこそお勧めしたいものが、「BIB」バッグインボックスと呼ばれる「箱ワイン」です。 ボックスワイン (box wine / boxed...
2月24日IPAの始まりまだまだ大変なご時世の中ではありますが、この時勢を乗り越えて更に質を高めて頑張っていこうとしている飲食業界の動きに感化されまして、私事ではありますが、つい最近、自身の店の屋号を変えて心機一転、気合いを入れ直す運びとなりました。 新屋号を【BAR...
2月17日共鳴するシャンパーニュ私には見えないものを感じたり証明する能力は全くありませんが、自分が良いと感じるものに出会った時、身体が共鳴するかのようにゾクゾクと鳥肌が立つことがあったりします。それは私の五感に働きかけ、鋭敏にし、ある種の恍惚とした幸せの感覚へと誘ってくれる素晴らしい瞬間ですが、それはとて...
2月10日ワイン×アート [南仏を愛する芸術家]日頃から日本で西洋の文化や芸術に触れられる機会がある際は、なるべく足を運ぶようにしている。 2020年の秋頃、待ちに待った「ゴッホ展」が始まり、上野にある東京都美術館に引き寄せられた。ゴッホの作品自体はその少し前に、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで同時期開催中であっ...
2月3日人間万事塞翁が馬人生の幸不幸は予測できないもの、というたとえが表題でございますが、本当に、人生何が起こるかわかりません。 昨年の私の身に起こったことも、全くの想定外。 人生で初めて心身不調になり、休養してしまいました。 改めまして、ご迷惑ご心配をおかけした方にお詫び申し上げます。...
1月27日開拓し、牽引し続ける、カタルーニャの地元愛スペインワインにおいて、カタルーニャは特に重要である。 その歴史は古く、港町としても栄えたバルセロナ、タラゴナでカタルーニャワインの交易が記録された古い文献が残っている。 フィロキセラ禍の際には、フランスへのワイン輸出で大きな利益を生み、自国の被害の際にはちょうどシャンパー...
1月20日ソムリエの皆さま、マイナー産地フォローできてますか?ここ数年で頭角を表してきたマイナー産地の勢いには、目を見張るものがある。 え!そんな国でもワイン作ってるの?という声もお客様からよく聞く言葉だ。 ここでは敢えて「マイナー産地」という言葉を用いるが、過去100年間で新たにワイン作りを始めた国は数えるほどしかなく、多くの国々...
1月6日Why not drink Greek wine? 2021年は気候変動の波をグッと受けた厳しい年です。ギリシャでも、過去30年で最も深刻な熱波に見舞われ、各地で山火事が発生。被害を受けたワイナリーも多数でました。そして、何より引き続くコロナ化でワイナリーの状況は一層厳しさを増しています。...
2021年12月23日有為転変のシードル恵比寿H(アッカ)にて、イノヴェーティヴなワインサーヴィスを牽引する新進ソムリエ菅野氏。幅広いジャンル、産出国にまたがるセレクションに加え、ノンアルコール・ペアリングの評価も高い菅野ソムリエからは、鋭い変化球的なコラムが届きました。...
2021年12月16日海外でソムリエをするということソムリエという職業を志した時から、また勉強を続け、世界のワイン産地を頻繁に目にするようになるにつれ、いつか日本を出て海外でソムリエとして働いてみたいと思った方は少なくないと思います。 フランスへ行けば、きっと誰しも一度は憧れるブルゴーニュやシャンパーニュがあり、カリフォルニ...
2021年12月9日カベルネ・フランが好き大阪心斎橋の名店「Le Chat Noir」でオーナーソムリエを務める岡城ソムリエは、クラシックからナチュラルまで幅広い知見の深さと、柔らかい語り口が魅力の名ソムリエです。今回は、クラシックとナチュラルの境界線にいるような、ロワールの偉大なワインに関するコラムです。...