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Wine Memo <17>
Quinta do Soito, Dão Espumante 2019. 私は世界中のありとあらゆるスパークリング・ワインの中で、シャンパーニュが最も好きだ。総合力で見れば、最も優れている、とも思っている。 散々権威主義的ワイン道に否定的な立場を取りながら、結局シャンパーニュか、と後ろ指を指されても仕方ないかもしれないが、「良いものは良い」と、どこまでもフラットであり続けることこそが、私なりのバランス感覚である。 しかし、高価なシャンパーニュを日常的に飲むことはできないので、シャンパーニュ・オルタナティヴは常に探している。 優れたものに出会えば、心踊る気分にもなる。 特に最近強い興味をもっているのは、シャンパーニュ品種ではなく、地葡萄を使用したタイプのもの。

梁 世柱
2023年12月9日


出会い <50> Dirk’s Children
Carlos Raposo / World Wild Wines, Touriga Nacional “Impecável” 2021. ○○’s Children(○○の子供達)、というワイン業界で時折目にする表現は、意外と古くからある。 最も有名なところだと、シャンパーニュ地方のスーパースター集団となった、Selosse’s Childrenあたりが思い浮かぶ。 Selosseとはつまり、レコルタン・マニピュラン(もはや死語か?)の頂点として崇められた、Domaine Jacques Selosseの当主アンセルム・セロスのことを指し、Selosse’s Childrenは彼の弟子達ということになる。 ジェローム・プレヴォ、ユリス・コラン、ベルトラン・ゴートロ、アレクサンドル・シャルトーニュ、ミシェル・ファロンなど、オープンな性格のアンセルムが受け入れた弟子達の名は挙げればキリがないが、その錚々たるメンバーを見る限り、もはや粒揃いどころの話ではない。 他にも、同じくフランスでは、Marcel’s Children(ボジョレー地方、故マルセル

梁 世柱
2023年12月2日


再会 <50> 世界が求める日本人のワイン
Kusuda Wines, Pinot Noir “Martinborough” 2017. 大阪のお好み焼きと、広島のお好み焼き。 どちらが優れた料理か。どちらが本物か。 私の答えは、迷うことなく「大阪」となる。 その理由は、ただ一つ、私が大阪で生まれ育ったからだ。 「同郷バイアス」とは、我々が意識している以上に強力で、冷静な品質判断などは、いとも簡単に「不必要なもの」となってしまう。 そう、そこに必要なのは、感情からくる全面的な肯定だけなのだ。 私自身はその同郷バイアスを強く認識しているため、日本が関連したあらゆるワインに対して、徹底して感情移入を排してきた。 しかし、それは同時に「逆張りバイアス」がかかってしまう可能性を生んでいるのも事実だ。 つまり、感情移入を拒絶するが故に、重々気をつけていなければ、無意識に批判的な視点から見てしまいかねない、ということ。 だからこそ、私は同郷バイアスがかからない、海外プロフェッショナルの意見を求めることが多い。

梁 世柱
2023年11月25日


Wine Memo <16>
Luis Seabra Vinhos, Alvarinho Granito Cru 2021. 全体論で言うならば、ポルトガル・ワインの中でも私の興味レベルが最も低いのは、ヴィーニョ=ヴェルデだろうか。 アルコール濃度が低く、非常に軽く、薄く、極微発泡性で、低価格の超大量生産型ワインという典型的なヴィーニョ=ヴェルデは、どうにも私の心の琴線に触れない。 そういったワインの「役割」は十分に理解もリスペクトもしているが、最大公約数的味わいも、その造り方も、私にそのワインを堪能したいという欲をもたらしてはくれないのだ。 私はそのようなワインを、「Soulless Wine(魂の抜けたワイン)」と度々表現しているが、魂が(技術の過剰な駆使などによって)極限まで薄められたワインが私に響かないのは、私が魂を宿した存在である以上、仕方ないのではないだろうかと思う。 そして、私が抱くある種の苛立ちとも言えるその感情は、「そうではないワイン」との数々の邂逅から来ている側面も強い。

梁 世柱
2023年11月24日


出会い <49> 時代の先を歩みすぎた偉大なワイン
Quinta da Pellada, Tounot 2011. 日本には数多くのワイン・インポーターが存在しているが、中には世界でもトップ・レベルの先進性と審美眼を兼ね備えた才能の持ち主を抱える会社がある。 そういったインポーターは、世界の最先端と時差のないワインを輸入し、日本のワイン市場が停滞しないための、重要な役割を果たしてきたとも言える。 しかし、彼らの先進性に、市場やワインプロフェッショナルの理解が追いつかないということもまた、残念ながら幾度となく繰り返されてきた。 その最たる例と言えるのは、ドイツの辛口リースリングだろうか。 ドイツでは今から20年前にはすでに、世界のリースリング・マップを完全に更新してしまうレベルの、圧倒的な辛口リースリングが生産されていたが、長年の甘口路線が強烈に染み込んでしまった日本市場は、その先進性を頑なに拒絶し続けてきてしまった。 もちろん、そのムーヴメントの初期段階から、ドイツ産辛口リースリングのトップ・ワインを輸入していた国内インポーターはあったのだが、それらのワインが決して少なくない割合で、最終的に一度は

梁 世柱
2023年11月19日


Wine Memo <15>
Opta, Dão Grande Reserva 2017. ポルトガル滞在中の訪問及び取材先は、ダオンとバイラーダ。 両産地とそのワインに関しての大部分は、特集記事にてまとめてレポートしていくが、今回の旅で出会ったワイン(他産地も含む)の中には、どうしてもメインテーマからは外れてしまうものもあったため、しばらくこのWine Memoにて紹介していこう。 一本目は、ダオンから。 ダオン西部にワイナリーと葡萄畑を構えるBoas Quintasが手がけるブランドの一つOptaからリリースされるGrande Reservaは、ヴァリエーション豊かなダオンにあっても、間違いなく「珍品」に属しているワインだ。

梁 世柱
2023年11月18日


再会 <49> 地味だった格付けシャトー
Ch. Cantemerle 2020. ¥6,000 今でこそ超広範囲に渡って、世界中のあらゆるワインを探求しているが、キャリアの初期は決してそうではなかった。 21歳になってすぐ、生活上の理由で必要に駆られて始めたワイン修行は、当時のおおよそ一般的な例に漏れず、フランスの銘醸地からスタートした。 私の場合は、なぜか強く興味をそそられたアルザスも含まれていたが、ここでいう銘醸地とは、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのこと。 とはいえ、お金がとにかくなかった当時の私は、まずは座学から始めた。 NYの紀伊國屋で購入した「ソムリエ・マニュアル(著:右田圭司)」は、手垢にまみれ、ボロボロになるまで、何度も何度も読み込んだ。 しばらくは本から見えた「見知らぬ華やかな世界」を存分に楽しんでいたが、知識と同時に、様々なワインへの憧れも蓄えられてしまい、ほどなくして私は、それらのワインを飲みたくて仕方なくなってしまった。

梁 世柱
2023年11月12日


Wine Memo <14>
Holism, Garnacha 2021. ¥4,800 昨年南アフリカを訪問した時に得た知見は、3ヶ月に渡って大ヴォリュームでお届けした南アフリカ特集記事でレポートしたが、実は大きな心残りが一つあった。 巨大なテイスティング会場では、毎日特定の品種にターゲットを定めて、(午前中はシャルドネ、午後はピノ・ノワールといった感じで)同品種のみをひたすらテイスティングして回る、というサイクルを繰り返していたのだが、どうしても時間の関係上深掘りしきれなかった葡萄品種と産地の組み合わせがあった。 Piekenierskloof(ピーケニアズクルーフ)のグルナッシュ(ガルナッチャ)だ。

梁 世柱
2023年11月10日


出会い <48> 原始的ワインの超現代型アップデート
Les Tetes, Gamuto 2021. ¥3,900 世界最古のワインとは、どのようなスタイルだったのだろうか。 赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、あるいはオレンジワインだったのか。 結論から言うと、不明である。 しかし少なくとも、現代的なスタイルに近い白ワインやロゼワインが、大昔には存在していなかった可能性は非常に高い。 その理由は、保存性にある。 極々僅かなタンニンしか抽出していない白やロゼは、原始的な環境下においては、あまりにも脆弱だったことは想像に難くない。

梁 世柱
2023年11月5日


再会 <48> 6年越しの衝撃
Sam Vinciullo, Red “Cowaramup” 2020. ¥6,800 それは2017年のこと。私は、世界各国からメルボルンに集結した総勢50名(私も含む)のソムリエに加え、オーストラリア在住のMaster of Wineや高名なジャーナリスト、数えきれないワインメーカーたちと、一週間強に渡って、ワインの海をひたすら泳いでいた。 日本に帰国してから数年間は、海外産地を巡る機会がなかなか無かったこともあったが、何よりも同世代のとびきり優秀なソムリエたちと出会え、文字通り朝から晩までワインを片手に語り尽くしたのは、生涯の思い出だ。 開放的なNYから、想像よりも遥かに閉鎖的だった東京へ移り、随分と長い間「逆カルチャーショック」に苦しんでいた当時の私にとって、メルボルンはまさに「人生を変えてくれた」場所となった。 一週間のプログラムも実に素晴らしかった。 朝から大量のシラーズをブラインドテイスティングする、などという実にサディスティックな時間もあったが、イベントを通じて供されたワインは、超大手からマイクロガレージワイナリーまでカヴァーしつ

梁 世柱
2023年10月29日


出会い <47> クラシックオレンジの聖地
JNK, Jakot.e 2016. ¥8,000 1990年代中頃に復活の狼煙がひっそりと上がって以降、10数年の時をかけて数多の追従者を生み出したオレンジワイン。 2010年代に入る頃にはいよいよメジャー化し始め、2020年代の今では、完全な1カテゴリーとして確立するまでに至った。 もはや、オレンジワインが造られていないワイン産出国など、存在しないと考えても良いだろう。 生産地が世界規模で広がる中、そのヴァリエーションもまた、白、赤、ロゼと肩を並べるほどにまで拡張された。 現在、グリ系葡萄まで含めると、非常に多くの品種からオレンジワインが造られているが、果たしてどの品種がオレンジワインに向いているのか、と言う議論がどれだけされてきたのかに関しては、疑問が残る。 オレンジワインにとって過渡期と言える現代は、世界各地でありとあらゆる実験的醸造が行われているため、「オレンジワイン向きの品種」を検証するにはうってつけのタイミングなのではなかろうか。 とはいえ、よりクラシックなタイプと(ナチュラルも含めた)現代的なオレンジワインとを、並列で比較するのは

梁 世柱
2023年10月22日


高級ビールを嗜む <2> 湯河原の極上クラフト
不定期連載とはしていたものの、初回から随分と時間が経ってしまった高級ビールのレヴュー企画。 ビールは相変わらず飲んでいたのだが、なぜかそこまで心を揺さぶられるものに巡り合わなかったり、最高に美味しいと思ったものが生ビールで写真が撮れなかったりと、どうにも歯車が噛み合わなかった。 今回久々にご紹介するビールとは、その出会いも含めて、思い出が色々と詰まっている。 小田原で諸用済ませ、帰路に着こうとした時、自らの疲弊ぶりを痛感した私は、「どれ、湯治でもして帰ろうか。」と思い立った。 箱根の方が近かったが、観光客の渦に飲み込まれる気にもなれなかったので、少し寂れた(申し訳ない!)湯河原へ行くことにした。 見知らぬ地に行くと、食事処と地ビールを真っ先に探すのが私のルーティーン。 湯河原の酒屋に立ち寄り、地ビールの棚を眺めていると、鮮烈にポップなラベルのビールが目についた。

梁 世柱
2023年10月19日


再会 <47> 魂に染みるワイン
Beau Paysage “Kurahara le bois” 2014. 正直に言おう。 私がSommeTimesで「再会」のシリーズを書き始めてから、このワインをテーマとする機会は幾度となくあった。 それでも第47回目の投稿まで時間がかかったのは、単純に気乗りがしなかったからだ。 その理由もいくつかある。 このワインに対する私と世間の評価には、大きな隔たりがあると感じてきたこと。 このワインに対する私の正直な意見に、不快感を覚える人が少なからずいるであろうこと。 このワインを神聖視する人たち対して、私の真意が正しく届くことは決してないのではないか、と心のどこかで思ってきたこと。 気乗りがしない、と言う状況は今もさして変わらないが、海外のワインメーカーたちと、このワインを一緒に飲む機会が最近あったので、勢いに任せて、意を決した形だ。 さて、まずは誤解を恐れず、単刀直入に書こう。 私はこのワイン、つまり日本ワインの中でも最も希少価値が高いものの一つとされるBeau Paysageに対して、ある種の畏敬の念を抱き続けてきたが、美味しいワインだとも、

梁 世柱
2023年10月15日


出会い <46> 島ワインの最高到達点
Azores Wine Company, Arinto dos Açores Solera NV. ¥12,000 2023年10月の時点で、私が本年度最大の衝撃と断言できる「出会い」のワインは、大西洋にひっそりと浮かぶ未知の島で造られていた。 イタリア・シチリア島の躍進を皮切りに、ギリシャ・サントリーニ島など大小様々な島が名乗りを上げ、今や島ワインは群雄割拠の様相を呈している。 私が考える島ワイン最大の面白さは、古典的価値観に基づいた縦軸評価と、個性を重んじる横軸評価の間で、至高とすべきワインが決定的に異なる点にある。 縦軸評価の場合、ネッビオーロやサンジョヴェーゼにすら比肩し得るポテンシャルを発揮している、シチリア島・エトナ火山の土着品種ネレッロ・マスカレーゼが、「至高」に該当することに、異論を唱える人は少ないだろう。 横軸評価はより「主観」が強くなるため、個人差が生じるのは当然のことなのだが、私はスペイン・カナリア諸島のワインを、これまでは横軸評価の「至高」としてきた。 他にも、ギリシャのクレタ島、トスカーナ州のジリオ島、前回の「出会い」で

梁 世柱
2023年10月8日


Wine Memo <13>
José Piteira, Vinho de Talha Tinto 2018. ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした物価と輸送費の高騰、歴史的な円安によって、日本国内でもあらゆる物価とエネルギー費が上昇し、輸入ワインの価格もどんどん釣り上がっている。 大幅な賃上げという幸運を享受できている人なら問題ないのかも知れないが、5%程度の賃上げでカヴァーしきれるほど、昨今の物価高は緩くない。 限られた資金源は、生活必需項目に優先して回され、娯楽や嗜好品にかけられるDisposable incomeは縮小していく一方だ。 私がワインに携わってから20年余りの間で、今ほどワインの「コストパフォーマンス」を強く意識したことは無いだろう。 長年買い続けてきた銘柄を、価格高騰を理由に見限ることは、もはや日常茶飯事となった。 なかなか心が痛むのだが、仕方のないことだ。 ワインの世界において、コストパフォーマンスの王者は、昔も今もチリであることは間違いない。

梁 世柱
2023年10月6日


Limoncelloの魅力
イタリアといえば、ワインファンにとっては、もちろんワイン大国だが、食通にとっては、パスタやピッツァの国、そして、カクテル好きにとっては、リキュール王国となる。 イタリアンリキュールの中でも人気が高いのは、ハーブ類を中心に独自のレシピで配合したビター系リキュール(Amaroと呼ばれる)で、その王者は間違いなくCampariだが、アルコール濃度がCampariの半分程度で、苦味も穏やかなAperolも非常に良く知られている。 他にもカンパーニャ州のStregaやロンバルディア州のFernet-Brancaをはじめ、バジリカータ州のAmaro Lucano、エミリア=ロマーニャ州のAmaro Montenegro、シチリア島のAmaro Avernaなど、「ご当地Amaro」の枠を超えて、世界的に愛される名品は数多い。 もしイタリア産のAmaroが無くなってしまったら、世界中でどれだけ膨大な数のカクテルレシピが消失してしまうかは、もはや想像すらつかない。 そして、そんなイタリアンリキュールの中でも、孤高の存在と言えるのが今回の主役となるカンパーニャ州発

梁 世柱
2023年10月4日


再会 <46> 好適品種と不良少年
Delinquente, Weird faces series. ¥2400~2700 青森のりんご、鳥取の梨、愛媛のみかん、岡山の桃、熊本のスイカ、山形のさくらんぼ。 我々は日常的に、様々な果物で、名産地たる優れた味わいを当たり前のように楽しんでいる。 そして、当たり前だからこそ、すぐに忘れてしまう。見えなくなってしまう。理解することを止めてしまう。 なぜその場所が、名産地と呼ばれるようになったのかを。 要因は多々あれど、真理は実にシンプルだ。 その果物が、その地に適応することができたから。 それだけのことなのだ。

梁 世柱
2023年10月1日


南イタリアの粋 〜魅惑のトマトリキュール〜
海外のワイン産地を巡る際には、スケジュールの隙を見計らって、現地のショップを訪れるようにしている。 残念ながら、特にヨーロッパでは、ほとんどのショップは保管状況(常温保存は当たり前)が良くないので、(例え安くても)ワインを買うことは滅多に無いのだが、トレンドや古いヴィンテージワインの価格チェックは入念に行う。 そして、一通りワインを眺めた後に必ず行うのは、ローカルリキュール探しだ。 現地の素材を使った、ローカル感満載のリキュール類は、その地の文化とも深く繋がっているし、日本に輸出されていないことも多い。 その地方ならではのジンなども相当面白いが、最高のリキュールに出会った時の衝撃は、何物にも変え難い。 今回の旅唯一の自由時間は、到着翌朝から正午にかけてだったが、ほとんどのショップは10時以降に開店するため、実質的には最大1時間半程度しか猶予が無かった。 一応情報サイトを駆使して、ある程度の目星をつけてから動くのだが、経験上、8割はハズレだ。

梁 世柱
2023年9月21日


出会い <45> 未知の島ワイン
Masseria Frattasi, Capri Rosso 2021. 現地価格:約19,000円 過去10年間ほどを遡って、ワイン市場のトレンドを探ってみると、一つの興味深いジャンルが浮かび上がってくる。 島ワイン、だ。 栽培面積、生産量を鑑みると、特定の島ワインがトレンドになっていると言えるほどの流通量は無いため、ヨーロッパ各地の様々な島ワインを統合した、一つのジャンルとして捉えた方が実態に即しているだろうか。 ただし、このトレンドのきっかけとなったのが、イタリアのシチリア島であることは間違いない。 エトナ火山のネレッロ・マスカレーゼ(黒葡萄)とカッリカンテ(白葡萄)、ヴィットーリアを中心としたエリアのネロ・ダヴォラとフラッパート(共に黒葡萄)、そしてその量品種をブレンドしたDOCGであるCerasuolo di Vittoriaは、島ワインというマニアックなジャンルを、メインストリームに押し上げるに十分なほど、高次元で個性と品質が両立されたワインだった。 シチリア島産ワインの躍動によって、ワイン市場の最先端にいる人々の関心が、強烈に「その

梁 世柱
2023年9月18日


Wine Memo <12>
Vigne Sannite, Barbera Sannio DOP 2021. 日本ではなかなかお目にかかれない、ある種の珍品的ワインとの出会いは、海外行脚の醍醐味の一つだ。 イタリア・カンパーニャ州のサンニオ(詳しくは、今月末の特集記事にて)で出会ったのは、Sannio DOPとしてリリースされている、こちらのBarbera。 そう、カンパーニャ州のBarberaだ。

梁 世柱
2023年9月17日
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