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再会 <35> ワインは見た目によらず

Liszt, Traditionaliszt 2020. ¥4,000


ナチュラル・ワイン造りに挑む若者たちは、ラベルを「飾る」ことが多い。


デザイン性が高いラベルはインパクトも抜群で、それだけでも存在感は数倍増しになる。


それ自体は、実に素晴らしいことで、現代のカルチャーにも良くあっていると思う。


しかし、その高いポップ性は、なんとも悩ましい問題を引き起こしているように思えてならない。


いわゆる、「ジャケ買い」だ。



私自身、CD全盛期にはタワーレコードに入り浸ってジャケ買いを繰り返したものだ。


視覚だけで選んだCDの中には、ハズレもあれば、大当たりもあった。


これこそが、ジャケ買いの醍醐味である。

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