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SommeTimes’ Académie <107>(イタリア・トスカーナ州: Part.8)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第8回では、トスカーナ州からヨーロッパ全土に先駆けて、ボルドー品種を中心とした国際品種で成功を収めた Bolgheriボルゲリ について学んでいきます。

梁 世柱
9月12日


出会い <89> 無添加甲州の可能性
Kitani Wine, 甲州 キュヴェ・タカシ 2023. ¥2,800 日本が誇る地品種(厳密に言うと中国からの渡来品種ではあるが)である 甲州 は、まだまだ完成系と言える姿を示していないと、私は考えている。 中央葡萄酒(Grace)の三澤甲州(旧キュヴェ三澤 明野甲州)のように、逸脱した領域に踏み込み始めたワインも登場してきてはいるが、それでもまだ、甲州という葡萄はあらゆる進化の可能性を残しているのではないだろうか。 映画「ウスケボーイズ」のモデルとなった人物としても知られるシャトー・メルシャン元工場長の浅井昭吾(ペンネーム:麻井宇介)氏が、フランス・ロワール地方のミュスカデから着想を得た、甲州に シュール・リー製法 を用いるという手法を、1985年に他の日本ワイナリーへ公開して以降、そのスタイルは確かに現代に至るまで甲州ワインの地盤を固めているが、まだまだ見えていない「その先」があるはずなのだ。

梁 世柱
9月10日


秋の味覚「秋刀魚」をペアリング攻略
飲食店のメニューに 秋刀魚 が載り始めると、 秋が目の前に迫っている ことを強く感じる。 特定の食材によって、 季節の移ろい を知ることができるのは、日本らしい 食文化の美 と言える。 そんな秋刀魚を使った料理の定番ペアリングが、コクのある純米酒なのは間違いないが、ワインとのペアリングもポテンシャルが非常に高い。 ただし、 秋刀魚の調理法によって、細かな微調整が必要 になる。 今回は、秋刀魚を 生(あぶり) 、 焼き 、 煮付け の3種類に分けて、検証していこう。

梁 世柱
9月8日


進化するAIとワインの学び Part.1
ChatGPT などの 生成AI が世界の在り方を変え始めてから、数年が経った。 初期の頃は、 ハルシネーション と呼ばれる、 事実に基づいていないが、もっともらしい誤情報を生成してしまう現象 があまりにもひどく、本格的なリサーチにはまだ到底使えるような代物ではなかったのだが、進化著しい分野だけに、定点観測は行ってきた。 2025年9月時点の ChatGPT5 が、ワインの学びにおいてどれほど有益となり得るかを検証してみよう。 ChatGPT5に出した指示は、 「以下に挙げるワインの、色調、香り、味わいを表現する。」 だ。 最初の指示は、十分に簡単と思われる 「NZ・Marlboroughのソーヴィニヨン・ブラン」 。 ChatGPT5による回答は以下の通り。 Marlborough, Sauvignon Blanc 色調 淡いレモンイエロー。若々しく輝きがあり、わずかに緑がかったニュアンスを帯びる。透明感が強く、フレッシュさを視覚的に印象づける。

梁 世柱
9月5日


SommeTimes’ Académie <106>(イタリア・トスカーナ州: Part.7)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイタリア・トスカーナ州について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるトスカーナ州は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第7回では、トスカーナ州唯一の白ワインでD.O.C.G.を獲得した、 Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G. に関して学んで行きます。 Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G. 世界遺産の古都 サン・ジミニャーノ で造られる白ワインは、中世にはすでに、イタリアで最も古く高貴なワインの一つと称されていました。 主要品種である ヴェルナッチャ...

梁 世柱
9月4日


再会 <89> 正規価格なら、世界最高レベル
Terre de Ciel, Raisin Chardonnay 2024. ¥3,400 市場原理とは、ワインの世界においてなんとも憎らしいものだ。 特定のワインに人気が集中し、需要とバランスの供給が崩れ始めると、入手困難→抽選販売(もしくはかなり重い抱き合わせ販売)→二次市場での価格高騰、というお決まりのパターンを辿る。 しかし、こういう現象が起こった際に、私は造り手が蔵出し価格を上げること自体は、手放しで大歓迎している。 二次市場価格が高騰してしまうほどの人気を得るということは、並大抵の努力で実現できることではない。

梁 世柱
9月3日


ワインを理解するテイスティング術 <8> アロマ Part.4
テイスティング術シリーズの第8回は、「アロマ」についての基礎を学んでいきます。 前回に続き、今回も白ワインのアロマについて学んでいきます。 白ワインには、赤ワインほど顕著ではありませんが、スパイス香に分類される香りが生じることがあります。 今回は、白ワインにおける スパイス香 に加え、 その他特殊な芳香 に関しても学んでいきましょう。 スパイス香 スパイス香として分類されることが多いアロマは、以下の通りです。 一部のスパイス香は樽香でもあります。 ・シナモン(樽香の場合も) ・丁子(樽香の場合も) ・白コショウ ・ヴァニラ(樽香) ・コリアンダーシード ・生姜

梁 世柱
9月2日


レバニラ炒めとワインで、エネルギー補給
疲れが溜まってきた時の、エネルギー補給食。 人それぞれあるとは思うが、私の場合はレバニラ炒めが最有力候補だ。 日本では一般的な大衆食堂でも当たり前のようにおいてあるメニューとなっているため、イメージが薄くなってはいるが、元々は、 韭菜炒牛肝 という中華料理である。 鶏か豚のレバーを洗ってから血抜きし、生姜汁で臭みを取りつつ下味をつける。刻んだニンニクをたっぷりの油で炒め、さらにニラを加え、最後に事前に揚げ焼きしておいたレバーを投入して味を整える。 醤油と塩コショウに加え、オイスターソースや豆板醤が加えられることもある。 日本では、モヤシが入ることも多い。 レバー特有の風味があるため、ある程度好き嫌いは分かれるだろうが、豊富に鉄分やビタミンを含んでいる上に、ニンニクパワーも相まり、エネルギーが急速補給されていく。 さて、そんなレバニラ炒めにワインを合わせる時なのだが、大きく2通りの方法がある。

梁 世柱
8月31日


SommeTimes’ Académie <105>(イタリア・トスカーナ州: Part.6)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第6回では、トスカーナ州の隠れた銘醸ワインの一つであり、豊かな歴史でも知られている Carmignano D.O.C.G. に関して学んで行きます。

梁 世柱
8月29日


出会い <88> 食用ブドウのデザートワイン
ひるぜんワイン, 岡山 ピオーネ 2023. ¥2,300 飲食店に行く醍醐味の一つは、 「発見」 にあると私は思う。 料理そのものが美味しいか、自分の好みに合うかどうか、という発見ももちろんだが、ワイン人としては、飲み物面での発見に、心踊らされるのは当然のことだろう。 特に、普段の私なら選ばないようなものや、そもそもレーダーにすらかかっていなかったものと出会うと、その飲食店での体験は、深く記憶に刻まれることとなる。

梁 世柱
8月27日


クラフトビールと地ビールの違い
クラフトビール が世界的なブームとなって以降、日本国内も含めて小規模ブリュワリーの数は激増した。 私自身も、このジャンルのビールはとにかく好きで、様々なものを日常的に試しているのだが、ふと冷静になって 疑問を抱く ことも多い。 クラフトビールで採用されることが多いIPA、セッション、セゾンといったスタイルは、世界中で異常とも思えるほどのヴァリエーションが誕生しているにもかかわらず、結局のところ、(総合的な品質の差はあれど) 似たような味わいが実に多い 。

梁 世柱
8月26日


ポルチーニは最強のペアリング食材
世界三大キノコをご存知だろうか? トリュフ、マツタケ、そしてポルチーニだ。 量を誤れば、料理に対して完全に支配的となってしまうほどの芳醇な香りが特徴的なトリュフ。 繊細さと大胆さが共存する、日本的美の象徴であるマツタケ。 そして、 キノコの王様 と讃えられ、ヨーロッパ諸国で広く親しまれている ポルチーニ は、ナッツを思わせる奥深い香味と、絶妙な食感がたまらない。

梁 世柱
8月24日


SommeTimes’ Académie <104>(イタリア・トスカーナ州: Part.5)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第5回では、トスカーナ州の中でも最も広大な範囲に広がっている Chianti D.O.C.G. に連なる産地群に関して学んでいきます。 Chianti D.O.C.G. 広大なChianti D.O.C.G.(以降、 大キアンティ と表記)は、現在はChianti Classico D.O.C.G.となっているオリジナルエリアの名声にあやかる形で、 1932年以降から急速に拡大 していきました。 世界中

梁 世柱
8月20日


再会 <88> 伝説と継承
Emmanuel Rouget, Vosne-Romanée 1er Cru Cros Parantoux 2013. レストランという現場で働いていると、(特に高級店の場合)店舗で販売したものと、持ち込みワインを合わせれば、かなり頻繁に高級ワインを味わうことができる。 飲食店の現場は体力的にも精神的にもかなり過酷ではあるが、それでも「役得」というものはあるのだ。 しかし、不思議なことに、頻繁にそのようなクラスのワインに触れていると、段々と 感覚が麻痺 してきてしまう。 「普通」の高級ワインでは、もはや心が激しく揺さぶられなくなってしまうのだ。

梁 世柱
8月19日


SommeTimes’ Académie <103>(イタリア・トスカーナ州: Part.4)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第4回では、トスカーナ州の中でも三大サンジョヴェーゼ銘醸地の一つとされる、 Vino Nobile di Montepulciano D.O.C.G. に関して学んで行きます。

梁 世柱
8月8日


出会い <87> 特別編 仮面ライダーという名の究極
仮面ライダー1号 x 伯楽星, 仮面ライダー 純米大吟醸. ¥160,000 精米歩合 を極限まで突き詰める、というムーヴメントの先駆け(より大きな動きを生み出すという意味で)となったのは、山口県・旭酒造が手がける「獺 祭2割3分磨き 」の登場だろうか。 それまで(今でも基本的には同様だが)、大吟醸酒の精米歩合は35%がスタンダードだったが、「2割3分磨き」は超高精白(素数である23という数字自体の美しさも、マーケティング上では見逃せない)という 新たなアイデンティティをかかげた日本酒 を、国内だけでなく、世界市場へと多いに広めていった。 その後、福井県・加藤吉平商店が手がける「梵 超吟 純米大吟醸 」(精米歩合20%)などが人気を博すなど、高精米ブームにいよいよ火が付くこととなる。

梁 世柱
8月7日


ワインを理解するテイスティング術 <7> アロマ Part.3
テイスティング術シリーズの第7回は、「アロマ」についての基礎を学んでいきます。 前回に続き、今回も白ワインのアロマについて学んでいきます。 白ワインでも、 樽発酵 か 樽熟成 、もしくはその 両方 のプロセスを経た場合、樽の影響から特殊なアロマが生じます。 今回は、白ワインにおける 樽香 に関して学んでいきましょう。 樽香として分類されることが多いアロマは、以下の通りです。 ・ヴァニラ ・ココナッツ ・フレッシュ・アーモンド ・ヘーゼルナッツ ・シナモン ・燻香 ・トースト ・樹脂

梁 世柱
8月5日


いかめし&ワイン
ピザがイタリア中で食されているように、日本にも、すでに全国区の人気となり、どこの郷土料理かよく分からなくなっているようなものがある。 いかめし、もその一つだろう。 いかめしは、元々は本州から見た北海道の入り口である渡島地方の郷土料理なのだが、駅弁としての爆発的な認知度の上昇をきっかけに、日本全国の飲食店でも供されるようになった。 スルメイカの内臓を取り除き、ゲソを外し、空洞となった胴身に、うるち米ともち米を混ぜて詰め込み、醤油、みりん、酒、砂糖の合わせ調味料と出汁で煮込んだ料理が「いかめし」なのだが、歴史は意外と浅く、第二次世界大戦中の米不足を解消するために考案されたものだ。

梁 世柱
8月3日


SommeTimes’ Académie <102>(イタリア・トスカーナ州: Part.3)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイタリア・トスカーナ州について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるトスカーナ州は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第3回では、トスカーナ州の中でも三大サンジョヴェーゼ銘醸地の一つとされる、 Brunello di Montalcino D.O.C.G. に関して学んで行きます。

梁 世柱
8月1日


再会 <87> ブルゴーニュ・ループ
Pierre-Yves Colin-Morey, Meursault 1er Cru Charmes 2018. 世代交代 という側面から、フランスの ボルドー と ブルゴーニュ を比べると、非常に興味深い違いが浮かび上がってくる。 ボルドーでは、高名かつ歴史ある格付けシャトーなどが、そのまま次世代へと継承されていく(もしくは、丸ごと買収される)のがスタンダードであるため、もちろん世代交代はあるものの、劇的なというよりは 緩やかな変化 となることが圧倒的に多い。 一方のブルゴーニュでは、世代交代で葡萄畑が親族へと継承されたり、婚姻によって異なる一族の葡萄畑が部分的に夫婦の共有資産になったりなど、とにかく 葡萄畑の所有権が頻繁に移り変わる 上に、マイクロネゴシアン(買い葡萄から比較的小規模ながら優れた品質のワインを生産する造り手)の台頭なども併せて、とにかく 新たなネームが次々と誕生する 。

梁 世柱
7月30日
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