酢豚とのピーキーなペアリング
- 梁 世柱

- 11月15日
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日本で親しまれている中華メニューの中でも代表格の一つである、酢豚。
その起源はかなり古い。
中国料理には、古くから酸を用いた調理法が広く存在していたと考えられており、唐の時代(7~10世紀)頃には、すでに酸っぱい味付けの肉料理が文献に記録されている。
インドから伝えられた砂糖製造技術が広く普及し始めた明の時代(14世紀〜)には、砂糖と酢を混ぜた「甘酢」を用いた料理も一般化した。
そして、現代風酢豚の原型とも言える料理は、清の時代末期(19世紀末頃)に広州で誕生した、グーロウロウだとされている。


