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SommeTimes’ Académie <111>(イタリア・ピエモンテ州: Part.4)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイタリア・ピエモンテ州について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである ピエモンテ州 は、黒葡萄、白葡萄共に、イタリア国内でも最高レベルと目される地品種が多数揃った、偉大な産地です。 トスカーナ州に比べるとやや小規模なワイナリーが多い点、葡萄畑が分割相続される点などから、フランス・ブルゴーニュ地方との類似点も見受けられます。 ピエモンテ州編第4回では、この地を代表するだけでなく、全イタリアの象徴的存在の一つである Barbaresco(バルバレスコ) に関して学んで行きます。

梁 世柱
1 日前


SommeTimes’ Académie <110>(イタリア・ピエモンテ州: Part.3)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・ピエモンテ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるピエモンテ州は、黒葡萄、白葡萄共に、イタリア国内でも最高レベルと目される地品種が多数揃った、偉大な産地です。 トスカーナ州に比べるとやや小規模なワイナリーが多い点、葡萄畑が分割相続される点などから、フランス・ブルゴーニュ地方との類似点も見受けられます。 ピエモンテ州編第3回では、この地を代表するだけでなく、全イタリアの象徴的存在の一つである Barolo(バローロ) に関して学んで行きます。 Barolo D.O.C.G.

梁 世柱
10月1日


SommeTimes’ Académie <109>(イタリア・ピエモンテ州: Part.2)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイタリア・ピエモンテ州について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるピエモンテ州は、黒葡萄、白葡萄共に、イタリア国内でも最高レベルと目される地品種が多数揃った、偉大な産地です。 トスカーナ州に比べるとやや小規模なワイナリーが多い点、葡萄畑が分割相続される点などから、フランス・ブルゴーニュ地方との類似点も見受けられます。 ピエモンテ州編第2回では、多種多様な地品種が魅力的なピエモンテ州の銘醸ワインの中から、白葡萄主体の産地を整理しておきましょう。 ピエモンテ州は、ネッビオーロを中心とした赤ワインで名高いエリアではありますが、白ワインの中にも、イタリアを代表するクラスの産地があります。 なお、 ピエモンテ州の白ワインに関しては、このまとめ情報でのみ記述いたします 。 Cortese(コルテーゼ) ピエモンテ州の白葡萄の中でも最も知られているのは、 Cortes

梁 世柱
9月27日


SommeTimes’ Académie <108>(イタリア・ピエモンテ州: Part.1)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイ タリア・ピエモンテ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるピエモンテ州は、黒葡萄、白葡萄共に、イタリア国内でも最高レベルと目される地品種が多数揃った、偉大な産地です。 トスカーナ州に比べるとやや小規模なワイナリーが多い点、葡萄畑が分割相続される点などから、フランス・ブルゴーニュ地方との類似点も見受けられます。 ピエモンテ州編第1回では、多種多様な地品種が魅力的なピエモンテ州の銘醸ワインの中から、まずは 黒葡萄主体の産地 を整理しておきましょう。 Nebbiolo(ネッビオーロ) ピエモンテ州だけではなく、全イタリアを代表するといっても過言ではない黒葡萄が ネッビオーロ です。元来は、超長期熟成型のワインで知られていましたが、近年では早飲みタイプとしても、見事なポテンシャルを発揮しています。 代表的な産地は、主に3つのエリアに分布しています。

梁 世柱
9月19日


SommeTimes’ Académie <107>(イタリア・トスカーナ州: Part.8)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第8回では、トスカーナ州からヨーロッパ全土に先駆けて、ボルドー品種を中心とした国際品種で成功を収めた Bolgheriボルゲリ について学んでいきます。

梁 世柱
9月12日


SommeTimes’ Académie <106>(イタリア・トスカーナ州: Part.7)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回はイタリア・トスカーナ州について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つであるトスカーナ州は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第7回では、トスカーナ州唯一の白ワインでD.O.C.G.を獲得した、 Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G. に関して学んで行きます。 Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G. 世界遺産の古都 サン・ジミニャーノ で造られる白ワインは、中世にはすでに、イタリアで最も古く高貴なワインの一つと称されていました。 主要品種である ヴェルナッチャ...

梁 世柱
9月4日


SommeTimes’ Académie <105>(イタリア・トスカーナ州: Part.6)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第6回では、トスカーナ州の隠れた銘醸ワインの一つであり、豊かな歴史でも知られている Carmignano D.O.C.G. に関して学んで行きます。

梁 世柱
8月29日


SommeTimes’ Académie <104>(イタリア・トスカーナ州: Part.5)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第5回では、トスカーナ州の中でも最も広大な範囲に広がっている Chianti D.O.C.G. に連なる産地群に関して学んでいきます。 Chianti D.O.C.G. 広大なChianti D.O.C.G.(以降、 大キアンティ と表記)は、現在はChianti Classico D.O.C.G.となっているオリジナルエリアの名声にあやかる形で、 1932年以降から急速に拡大 していきました。 世界中

梁 世柱
8月20日


SommeTimes’ Académie <103>(イタリア・トスカーナ州: Part.4)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad é mie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第4回では、トスカーナ州の中でも三大サンジョヴェーゼ銘醸地の一つとされる、 Vino Nobile di Montepulciano D.O.C.G. に関して学んで行きます。

梁 世柱
8月8日


SommeTimes’ Académie <101>(イタリア・トスカーナ州: Part.2)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第2回では、トスカーナ州の中でも三大サンジョヴェーゼ銘醸地の一つとされる、 Chianti Classico D.O.C.G. に関して学んで行きます。 Chianti Classico D.O.C.G. Part.1で大キアンティ・ゾーンとしたように、Chianti D.O.C.G. (及び特定地域名付き)を名乗れるエリアは広大に広がっていますが、 Chianti Classicoを名乗ることができる

梁 世柱
7月23日


出会い <86> 圧巻のグリニョリーニョ
Gaudio, Grignolino del Monferrato Casalese 2022. 有名産地のマイナー品種 はなかなか難しい。そこに、「よほどの理由」がなければ、なかなか手が伸びないからだ。 品質、味わい、個性の全てにおいて、その壁を突破するのは決して容易ではなく、多くのマイナー品種ワインが 「珍品」 の類のままである。 それが、 ネッビオーロ という王者を有するイタリアの ピエモンテ州 なら尚更のことだろう。

梁 世柱
7月22日


SommeTimes’ Académie <100>(イタリア・トスカーナ州: Part.1)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・トスカーナ州 について学んでいきます。 イタリアを代表する銘醸地の一つである トスカーナ州 は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。 また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。 トスカーナ州編第1回では、トスカーナ州の全体像を把握していきます。 3つの大ゾーン トスカーナ州には、3つの大ゾーンがあります。まず、中心部大きくカヴァーしているのが、サンジョヴェーゼが主体となる銘醸地の全てを含む、 大キアンティ・ゾーン です。そして、国際品種が主力となるティレニア海沿いの ボルゲリ・ゾーン 、同じくティレニア海に面しながらも地品種が主体の マレンマ・ゾーン です。

梁 世柱
7月15日


再会 <86> 紙パックワインの躍進
Giovannini Giorgio, Trebbiano IGT Rubicone. ¥4,900(3ℓ) 四角い 紙パック に収められたワイン。 それは、瓶に入った牛乳よりも、紙パックに入った牛乳が安っぽく見えてしまうことなどとは比べ物にならないほど強烈に、中に入ったワインのイメージを悪くしてしまうのだろうか。 重厚な瓶、見目麗しいラベル、目の詰まった天然コルク、そして抜栓という儀式。 視覚から得られる情報には、大多数の人が印象を操作されてしまう。 そういうものだ。いや、そういうものだと思われていた。

梁 世柱
7月14日


再会 <82> 外れの高地の極上クラシコ
Tenuta la Novella, Musignana 2022. 温暖化は伝統産地に新たなトレンドを呼び込んだ。 より 高地の冷涼ゾーンへの進出 だ。 このトレンドは、 ブルゴーニュ を例にすると最も分かりやすい。 長い歴史の中で、最上とされてきた村や葡萄畑の多くは、現在でもその優位性を保ってはいるものの、一部の低地にある畑が、温暖化に苦しんでいる。

梁 世柱
5月14日


出会い <80> 田舎ワインの素朴さ
Gismondi, Cerreto 2023. ¥3,800 ワインには、あらゆるタイプの魅力が本来宿っているのだが、 高級ワイン になればなるほど、その味わいは 「都会的」 になっていく傾向がある。 シャンパーニュとボルドーはその最も顕著な例であるし、今ではブルゴーニュにもバローロにもブルネッロ・ディ・モンタルチーノにもリオハにも、都会の空気がたっぷりと流れ込んでいる。 ニューワールド諸国の高級ワインは、例外を探す方が異常に大変な程度には、都会的だ。

梁 世柱
4月22日


出会い <78> アンフォラとサンジョヴェーゼ
Il Borro, “Petruna” Sangiovese is Anfora 2020. 1990年代半ばに、北イタリアのフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの東端で始まった オレンジワインの再興が、ワイン界にもたらしたものは、オレンジワインが第四のカテゴリーとして定着したことだけではない。 その過程で、 アンフォラ(地中に埋める円錐形のものはクヴェヴリ) という古代の容器もまた、世界各地へと再伝達されて行ったのだ。 アンフォラとオレンジワインを直接的に結びつける人は多いとは思うが、現在では、赤、白、ロゼ、オレンジワインの全てで、アンフォラの採用が広がっている。

梁 世柱
3月24日


出会い <77> Vin Santoの専門家
Giacomo Grassi, Vin Santo del Chianti Classico “Opre” 2011. ワインに芸術性を求めた時、行き着く先は2通りと個人的には思っている。 1つは、 シャンパーニュ方式で造られるスパークリングワイン 。 特殊な収穫方法から始まり、その製法のあらゆる段階における細部に至るまで、人類がワインと共に育んできたあらゆる叡智が込められている。 葡萄とテロワールに、ヒトの粋が詰め込まれたワイン。 芸術と呼ぶに相応しいと心から思う。

梁 世柱
3月10日


再会 <77> やはり素晴らしかったTerra Electae
Marchesi Gondi, Chianti Ruffina Riserva Terra Electae “Vigneto Poggio Diamante” 2021. 昨年トスカーナ州を訪れた際、私の中では決して評価の高い産地ではなかった Chianti Ruffina という地に、一筋の光を見た。 Ruffinaを評価してこなかった理由は、全てと言って良いほど、 過剰な国際品種のブレンド にあった。 そもそも、Ruffinaは、Chiantiの名を関するDOCGの中でも、 最も冷涼な産地の一つ 。 そのようなRuffinaにとっては、 繊細で優美な酒質こそが本質 のはずあり、それを覆い隠すようなカベルネ・ソーヴィニヨンのパワーには、違和感しか感じてこなかった。

梁 世柱
3月3日


トリッパのトマト煮込みにベストのサンジョヴェーゼとは?
イタリアを、そしてトスカーナ州を代表する郷土料理の一つである Trippa alla Fiorentina (トリッパのトマト煮込み フィレンツェ風)は、ホルモンやモツを食べる習慣がある日本人にとって、随分と馴染みやすいものかもしれない。 トリッパは、表面に開いた多数の大きな穴から日本語では「ハチノス」とも呼ばれる、牛の第二胃袋。 トリッパを、ソフリットと呼ばれるイタリア料理の香味ベース(オリーヴオイル、玉ねぎ、ニンニクをベースに多種多様な追加香味)、トマト、ハーブと共に煮込んだ非常にシンプルな料理だけに、素材の質と調理の巧みさが最終的な味わいに大きな影響を及ぼす。 トスカーナ州においては、Trippa alla Fiorentinaを食べれば、そのお店の実力が測れる、とすら言えるだろう。 そんなTrippa alla Fiorentinaに合わせられるローカルワインと言えば、当然の如く、サンジョヴェーゼである。

梁 世柱
3月1日


出会い <76> 補助品種の野心
Podere della Bruciata, Tizzo 2019. 葡萄栽培学と病害対策が現代に近い水準に進化するまで、ワイン造りは、 多品種栽培と多品種ブレンドが基本 であった。 それは、昔の人々が積み重ねた経験と観察眼に基づいた、 リスクヘッジ であった。 一つの葡萄が病害などによって不作に陥っても、他の品種が上手く育てば、ワインをつくることができる。 細かなブレンド比率や、テロワールなどといった概念よりも、 毎年ちゃんと葡萄を実らせることの方が遥かに大切だった ことは、想像に難くない。

梁 世柱
2月24日
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