SommeTimes’ Académie <100>(イタリア・トスカーナ州: Part.1)
- 梁 世柱
- 7月15日
- 読了時間: 3分
更新日:8月1日
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はイタリア・トスカーナ州について学んでいきます。
イタリアを代表する銘醸地の一つであるトスカーナ州は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。
また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。
トスカーナ州編第1回では、トスカーナ州の全体像を把握していきます。
3つの大ゾーン
トスカーナ州には、3つの大ゾーンがあります。まず、中心部大きくカヴァーしているのが、サンジョヴェーゼが主体となる銘醸地の全てを含む、大キアンティ・ゾーンです。そして、国際品種が主力となるティレニア海沿いのボルゲリ・ゾーン、同じくティレニア海に面しながらも地品種が主体のマレンマ・ゾーンです。