SommeTimes’ Académie <109>(イタリア・ピエモンテ州: Part.2)
- 梁 世柱
- 9月27日
- 読了時間: 4分
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はイタリア・ピエモンテ州について学んでいきます。
イタリアを代表する銘醸地の一つであるピエモンテ州は、黒葡萄、白葡萄共に、イタリア国内でも最高レベルと目される地品種が多数揃った、偉大な産地です。
トスカーナ州に比べるとやや小規模なワイナリーが多い点、葡萄畑が分割相続される点などから、フランス・ブルゴーニュ地方との類似点も見受けられます。
ピエモンテ州編第2回では、多種多様な地品種が魅力的なピエモンテ州の銘醸ワインの中から、白葡萄主体の産地を整理しておきましょう。
ピエモンテ州は、ネッビオーロを中心とした赤ワインで名高いエリアではありますが、白ワインの中にも、イタリアを代表するクラスの産地があります。
なお、ピエモンテ州の白ワインに関しては、このまとめ情報でのみ記述いたします。

Cortese(コルテーゼ)
ピエモンテ州の白葡萄の中でも最も知られているのは、Cortese di Gavi(もしくはGavi、Gavi di Gaviと表記も可)D.O.C.G.の主要ブドウとなるコルテーゼです。コルテーゼに関する記録は最も古いもので17世紀にまで遡ることができます。
D.O.Cには1974年に認定、1998年にはD.O.C.G.へと昇格しました。