SommeTimes’ Académie <106>(イタリア・トスカーナ州: Part.7)
- 梁 世柱

- 9月4日
- 読了時間: 3分
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はイタリア・トスカーナ州について学んでいきます。
イタリアを代表する銘醸地の一つであるトスカーナ州は、イタリアで最も偉大な黒葡萄の一つであるサンジョヴェーゼを主力にしつつ、国際品種やその他の地品種でも多大なる成功を収めてきました。
また、オーガニック/サスティナブルへの取り組みも、イタリアで先陣を切っており、イタリアワイン産業のリーダーとして、力強く歩んでいます。
トスカーナ州編第7回では、トスカーナ州唯一の白ワインでD.O.C.G.を獲得した、Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G.に関して学んで行きます。

Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G.
世界遺産の古都サン・ジミニャーノで造られる白ワインは、中世にはすでに、イタリアで最も古く高貴なワインの一つと称されていました。
主要品種であるヴェルナッチャという名前も、古くは1276年の記録にまで遡ることができ、当時のローマ教皇であったマルティヌス4世にも、大変気に入られていたそうです。

