top of page
検索


アンフォラのワインって美味しいの?〜発酵槽とワインの性格〜
今回はアンフォラ!をベースに、発酵槽についても書いてみます。 ワインのテクニカルデータを見たときに、発酵槽に注目することが多いと思います。 木樽発酵なら「樽の風味があってしっかりした酒質のワインかな」、ステンレス発酵なら「酸味があってキレがあるワインかな」、など様々な味わい...

SommeTimes特別寄稿
2021年8月4日


ノンアルコール・ペアリング Vol.2
ノンアルコール・ペアリングVol.2では、Vol.1で述べたモスト(葡萄果汁)を中心に基本的な方向性を定めたドリンクを、実際に料理と合わせる際に、より高い精度のペアリングとなるように、様々な調整をすることができるボタニカルの使用法をご紹介いたします。

SommeTimes特別寄稿
2021年8月1日


スイーツ x ワイン 甘い香りに癒されて
レストランでワイン(お酒)を楽しむことが許されない。 耳を疑う発表から数ヶ月。なお、先の見えない状況が続いていますね。 リアルイベントで皆様の笑顔にお逢いできない日々の中、あらためて「外食すること」の尊さを知ることになりました。...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月28日


Advanced Académie <10> ミネラルの味
ミネラル感 、という表現は、実は 1980年代頃までは存在していなかった 。しかし、当時確実な成長曲線を描いていた ニューワールドワイン に、 果実味が明確に主体となった味わいが多かった こと、 醸造技術の進歩とビッグワインの隆盛 により、人為的な「力強さ」がもてはやされたことを背景に、それらのワインと伝統的なワインを区別するための言葉として、「ミネラル感」は誕生したと考えられる。

梁 世柱
2021年7月27日


想い出のワイン 〜テルトル・ロットブフ〜
自分が経営しているIZAKAYA VIN の中での話で申し訳ないが、最近のお客様の注目はいつもブルゴーニュである。 インスタグラムを開いていても、つながりのあるワインラバーの注目は常にブルゴーニュばかりだ。特にルーミエやアルマン・ルソー、トルショーが多い。...

SommeTimes
2021年7月23日


ノンアルコール・ペアリング Vol.1
昨年から新型コロナの影響で酒類提供が都内、一部地方都市にて禁止と限定緩和を行き来しています。この出来事をきっかけに、今後ノンアルコールドリンクの需要、そして、ノンアルコールペアリングに関しても、より取り入れる店舗が増えると予想しています。

SommeTimes特別寄稿
2021年7月17日


1本と向き合って
この春より京都から東京に戻り、深大寺のmarutaではペアリングではなく、1本のワインに向き合いながら、まだ見ぬ変化を個人的に楽しんでいる日々です。 今回紹介するワインは、チェコの新進気鋭の生産者であるミラン・ネステラックがリリースまで大切に熟成をさせるミニマルラベルシリー...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月14日


サン=テミリオンの衝撃
2021年7月上旬、世界中の熱心なワインファンに衝撃を与えるニュースが、フランス・ボルドー右岸の銘醸地であるサン=テミリオンから舞い込んできた。

梁 世柱
2021年7月13日


契約農家の重要性
北海道後志地方余市郡余市町 北海道余市郡余市町。ここ10年余りで、国内屈指のワイン産地として全てのソムリエ・ラインラヴァーに認知されるようになった注目の産地である。数々のワイン雑誌に頻繁に登場し、断片的にその情報に触れる機会も多いと思われるが、今回はそんな余市町のワインを、...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月10日


ドイツの今を知らねば、時代に置いていかれる <ドイツ特集前編>
ドイツが時代に寄せてきたのか、時代がドイツに追いついたのか 。どちらにしても、ドイツワインを取り巻く市場が、 劇的な変化の最中 にあることは間違いない。もし、「 ドイツワイン=甘口のリースリング 」というイメージしか抱いて無いのなら、 この機会に認識を改めていただきたい 。もしワインを伝える側にいる人が、旧時代的なメッセージを発し続けているのならば、時代遅れも甚だしいどころか、ドイツの志高い生産者が心血を注いできた挑戦を無慈悲に踏みにじる行為であると、厳しく断じさせていただく。そう、現代のドイツは、凄まじい多様性を既に開花させているのだ。1,970~80年代には生産の9割が白ワイン、そしてその6割が甘口という極端な国家的戦略で知られたドイツも、 今では生産量の1/3が赤ワイン となり、リースリングの占める割合は全体の2割強、 甘口の割合も激減 している。本特集前編では、ドイツがどの様に変化してきたのか、リースリング以外の品種がどの産地で飛躍的に成長しているのか、現代のドイツワインがいかに多様性に満ちているのかを、 内的要因、外的要因の双方向から、

梁 世柱
2021年7月9日


どんな企画が面白いだろうか
私はワインスクールで講師をさせてもらっておりますが、そんな事を常々考えます。 今企画に寄稿するのにも頭を悩ませていた頃、同じスクールで(同企画にも参加されている)井黒さんがブラインドテイスティングをテーマとした講義を始められたのを見て“これにしよう”と考えました。...

SommeTimes
2021年7月6日


伝統産地の異端児
近年、地球上においてワインの生産地として大きな変貌を遂げた場所は枚挙に暇がない。だが同時に従来通りの造りを頑なに守り続ける生産地も多数存在する。今回は後者の中でも、相当期間そのイメージを守り続けてきた伝統的生産地から、反骨・異端の生産者を紹介しよう。...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月2日


【スティーヴン・スパリュア (1941-2021)】
2021年3月9日、レジェンドが旅立った。ワイン業界はまたひとり、偉大な人物を失った。 私は、彼此20数年になるワインキャリアの中で、多くのご縁に恵まれて現在に至るわけだが、中でも「大物」と呼べる人物がスティーヴン・スパリュア氏であった。...

高橋 佳子
2021年6月29日


ロマンスとエゴイズム <ナチュラル・ワイン特集:最終章>
ワインはその長い歴史の中で、存在価値を少しずつ変化させてきた。有史以前から造られていたと考えられるワインは、コーカサス地方からカナンを経由して 古代エジプト へと渡り、 ファラオが来世へと行くための供物 として献上され、 古代ギリシャ時代 には ディオニュソス を「 豊穣とワインと酩酊の神 」とし、エタノール(古代ギリシャ語の“エーテル(天空)”が語源とされる)による意識の変化(酩酊)は神との繋がりをもたらすと考えられるようになった。 古代ローマ時代 には、ディオニュソスへの崇拝は、「 ワインの神 」とされた バッカス へと受け継がれ、後の 聖書時代 においても、 ユダヤ人の間で儀式的な価値 が伝えられていたワインは、 イェス・キリスト の登場と最後の晩餐において「 キリストの血 」としての 決定的な宗教的意味 を得たことによって、その象徴性が極地に達することとなる。その後、カソリック教会でミサを祝うために必要なワインを確保するために、 ベネディクト会やシトー会 といった修道会がワイン造りの中心を担うようになり、 15世紀 になってようやく、ヨー

梁 世柱
2021年6月26日


古典的バローロ = 多様な土壌の集合体
伝統的な文化を変えず、現代的な造りで進化し、キング・オブ・イタリアワインとして多くの人達を魅了し続けてきたバローロ。 世界マーケットでの人気も上がり、価格高騰が始まっているワインの魅力と近年の動向を、注目される南西エリアの生産者「G.D.Vajra」のワインで探ってみたいと...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月25日


偶然がもたらした最高の汎用性
これを書いているのが5月28日の金曜日(ちなみに今回も〆切当日である・苦笑)、まさに9都道府県に発出されている緊急事態宣言の延長が決定する見通しの日である。いい加減にしてほしい気持ちはもちろんこの僕にもあるのだがここでゴチャゴチャとネガティヴなことを書き連ねるのもなにか違う...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月22日


Advanced Académie <9> ワイン栓後編:コルク代替品
それがデイリーワインであれ、超高級ワインであれ、ブショネは関係なく発生する。近年は TCA (詳しくは 前編 を参照)汚染リスクを可能な限り排除した高級天然コルクも登場しているが、それでもブショネは決して低くない割合で発生する。

梁 世柱
2021年6月20日


飲んで覚えるワインの楽しみ
こんにちは。バルニバービの岩崎です。 今回は、ワインスクール講師としての視点からの内容でお送りします。 私は講師になってから、受験クラス以外にも初級クラスを担当させていただいてきました。 (現在は受験クラスと、テイスティングに特化した特別講座を担当しています。)...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月18日


シラフをどう楽しむか - Sober Curious
「飲めるけど飲まない」という選択肢 緊急事態宣言でお酒がレストランで提供できないのとは別に、*Sober Curious(ソーバーキュリアス)と言うワードがじわじわと飲食業界に広まりつつある。 簡潔に言うとSober=シラフ、Curious=好奇心、シラフを楽しむと言い換え...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月15日


日本ワインのグラン・クリュ
今回は日本ワインの優れた産地、つまりフランスなどのワイン産地でいうところの「グラン・クリュ」と呼べるような畑、エリアを日本のエリアの中で探究してみたい。テロワールの探究が進む今、「日本ワインのグラン・クリュ」とは何かを考えた。 ...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月11日
bottom of page