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久住高原に宿る山のテロワール
ある特定の果樹に、並々ならぬ興味と関心をもち続ける。 我々の行動は人々に奇妙に映っているのかもしれない。休日や暇な時間を見つけては、一般人が好むレジャースポットには目もくれず果樹を愛でる旅に出かけ、時には海を越え異国の地にまで赴くこともある。この果樹とはブドウの樹。一房のブ...

SommeTimes特別寄稿
2021年9月23日


そうだ 日本ワイン飲もう
今年の夏に起こった、例年とは違う出来事といえば、東京オリンピックでしょうか。 去年と変わらず未だ新型コロナ禍から脱せずにいる現状を悲観していてもしょうがなく、色々な意見、考えがある中で開催された今回のオリンピックですが、連日日本のメダル獲得のニュースに感動し、励まされ救われ...

SommeTimes
2021年9月16日


ハイブリッド・ソムリエ 後編
0.ハイブリッド・ソムリエとは ハイブリッド:生物学で異なる種類などを掛け合わせた交雑種 ソムリエ:レストランで従事し、ワイン全般を含めた飲料に対しての専門性の高いウエイター、とここでは位置付けておきたいと思います。 ハイブリッド・ソムリエ:状況の変化に対応し、外的要素(世...

SommeTimes特別寄稿
2021年9月10日


運命の別れ時かも、サルデーニャ
最近思う。 もしかしたら、イタリア、サルデーニャ島のワインは未完の大器なんじゃないかって。 よく比較されるシチリアはメディアにも頻繁に登場し、レストランでもしばしば目にする。彼らは独自のキャラクターを身につけ、まるで華のある個性派俳優のようだ。それに対してサルデーニャワイン...

SommeTimes特別寄稿
2021年9月2日


真夏の赤
夏である。 日本の盛夏は本当に暑い。と言うか熱い。 筆者は10年間シンガポールに住んだ経験があるが、赤道直下で年中真夏にもかかわらず気温が35度に達することなどめったになかった。今これを書いているこの瞬間、気温は36度を指している。どうも緯度と気温は必ずしも単純に相関しない...

SommeTimes特別寄稿
2021年8月26日


非常時のレアワイン
世界の消費傾向が一気に変わった昨今のワイン市場。レストランでの営業が世界中で制限され、自宅での消費が多くなり、流動性の高いワインの価格帯にも変化が起こりました。ちなみにアメリカはワイン消費量が世界1位ですが、2019年と2020年と横ばいの状況です。(どこの国も実はあまり変...

SommeTimes特別寄稿
2021年8月19日


オーストラリアワイン市場の現状への思い
現在、期間限定でフリーの仕事をさせて頂いている関係で、友人のオーストラリアワインインポーターの販促を手伝う事となり、とりあえず自宅のあるさいたま市のワインショップや酒屋を中心に、リサーチを兼ねて出来る限りお店を回らせていただいたのですが、オーストラリアワインに対する認識や知...

SommeTimes特別寄稿
2021年8月13日


アンフォラのワインって美味しいの?〜発酵槽とワインの性格〜
今回はアンフォラ!をベースに、発酵槽についても書いてみます。 ワインのテクニカルデータを見たときに、発酵槽に注目することが多いと思います。 木樽発酵なら「樽の風味があってしっかりした酒質のワインかな」、ステンレス発酵なら「酸味があってキレがあるワインかな」、など様々な味わい...

SommeTimes特別寄稿
2021年8月4日


スイーツ x ワイン 甘い香りに癒されて
レストランでワイン(お酒)を楽しむことが許されない。 耳を疑う発表から数ヶ月。なお、先の見えない状況が続いていますね。 リアルイベントで皆様の笑顔にお逢いできない日々の中、あらためて「外食すること」の尊さを知ることになりました。...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月28日


想い出のワイン 〜テルトル・ロットブフ〜
自分が経営しているIZAKAYA VIN の中での話で申し訳ないが、最近のお客様の注目はいつもブルゴーニュである。 インスタグラムを開いていても、つながりのあるワインラバーの注目は常にブルゴーニュばかりだ。特にルーミエやアルマン・ルソー、トルショーが多い。...

SommeTimes
2021年7月23日


2年連続パーカー100点!! を飲み比べて
表題の通り、最近2年連続パーカー100点のワインを飲み比べてみました。 パーカーさんことロバート・パーカーJr.氏については、その採点方法、採点基準等、いろいろ皆様も思うところはあるかと存じます。 また、このコラムでは彼の説明は省きますが、ロバート・パーカー氏は記事の公平性...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月16日


1本と向き合って
この春より京都から東京に戻り、深大寺のmarutaではペアリングではなく、1本のワインに向き合いながら、まだ見ぬ変化を個人的に楽しんでいる日々です。 今回紹介するワインは、チェコの新進気鋭の生産者であるミラン・ネステラックがリリースまで大切に熟成をさせるミニマルラベルシリー...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月14日


契約農家の重要性
北海道後志地方余市郡余市町 北海道余市郡余市町。ここ10年余りで、国内屈指のワイン産地として全てのソムリエ・ラインラヴァーに認知されるようになった注目の産地である。数々のワイン雑誌に頻繁に登場し、断片的にその情報に触れる機会も多いと思われるが、今回はそんな余市町のワインを、...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月10日


どんな企画が面白いだろうか
私はワインスクールで講師をさせてもらっておりますが、そんな事を常々考えます。 今企画に寄稿するのにも頭を悩ませていた頃、同じスクールで(同企画にも参加されている)井黒さんがブラインドテイスティングをテーマとした講義を始められたのを見て“これにしよう”と考えました。...

SommeTimes
2021年7月6日


伝統産地の異端児
近年、地球上においてワインの生産地として大きな変貌を遂げた場所は枚挙に暇がない。だが同時に従来通りの造りを頑なに守り続ける生産地も多数存在する。今回は後者の中でも、相当期間そのイメージを守り続けてきた伝統的生産地から、反骨・異端の生産者を紹介しよう。...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月2日


【スティーヴン・スパリュア (1941-2021)】
2021年3月9日、レジェンドが旅立った。ワイン業界はまたひとり、偉大な人物を失った。 私は、彼此20数年になるワインキャリアの中で、多くのご縁に恵まれて現在に至るわけだが、中でも「大物」と呼べる人物がスティーヴン・スパリュア氏であった。...

高橋 佳子
2021年6月29日


古典的バローロ = 多様な土壌の集合体
伝統的な文化を変えず、現代的な造りで進化し、キング・オブ・イタリアワインとして多くの人達を魅了し続けてきたバローロ。 世界マーケットでの人気も上がり、価格高騰が始まっているワインの魅力と近年の動向を、注目される南西エリアの生産者「G.D.Vajra」のワインで探ってみたいと...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月25日


偶然がもたらした最高の汎用性
これを書いているのが5月28日の金曜日(ちなみに今回も〆切当日である・苦笑)、まさに9都道府県に発出されている緊急事態宣言の延長が決定する見通しの日である。いい加減にしてほしい気持ちはもちろんこの僕にもあるのだがここでゴチャゴチャとネガティヴなことを書き連ねるのもなにか違う...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月22日


飲んで覚えるワインの楽しみ
こんにちは。バルニバービの岩崎です。 今回は、ワインスクール講師としての視点からの内容でお送りします。 私は講師になってから、受験クラス以外にも初級クラスを担当させていただいてきました。 (現在は受験クラスと、テイスティングに特化した特別講座を担当しています。)...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月18日


シラフをどう楽しむか - Sober Curious
「飲めるけど飲まない」という選択肢 緊急事態宣言でお酒がレストランで提供できないのとは別に、*Sober Curious(ソーバーキュリアス)と言うワードがじわじわと飲食業界に広まりつつある。 簡潔に言うとSober=シラフ、Curious=好奇心、シラフを楽しむと言い換え...

SommeTimes特別寄稿
2021年6月15日
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