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SommeTimes’ Académie <80>(フランス・プロヴァンス地方:Bellet)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は フランス・プロヴァンス地方 について学んでいきます。 フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。 ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。 価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。 また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。 プロヴァンス地方第5回は、極小規模ながら優れたワインを産出する 「Bellet」 を学んでいきます。

梁 世柱
2月20日


トレンドと熟成
アメリカのワイン評論家であるロバート・パーカーJrが、世界中のワイン産業に巨大な影響力をもつに至った1990年代以降、繊細さよりもパワフルさを重視したワインが、続々と誕生した。 そのトレンドは、少なくとも2010年代前半までは続いていたのだが、2025年となった今、すっかりと軽快な味わいへと変貌したワインとの 垂直試飲 で、大きな違和感を感じることも増えてきた。 そう、ワインの性質が異なりすぎて、もはや垂直試飲として成立していない(ヴィンテージの差異や熟成の妙味が、強いワインメイキングによって覆い隠されている)のに加え、 パワーワインの飲み頃に関して、大いに疑問が浮かんでくる のだ。

梁 世柱
2月17日


国際品種とテロワール
1970~80年代。特に1976年の 「パリスの審判」 以降、伝統、新興問わず、世界各地のワイン産地に 巨大な変化 が訪れた。 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、そしてシャルドネの大進出 だ。 これらの葡萄には、 ブレンドの中に15~20%程度含めるだけで、そのワインの味わいを数段階も「わかりやすい」ものとする特性 があった。 わかりやすさは、 圧倒的な売りやすさ にも繋がる。 歴史ある銘醸地ですら、その誘惑には抗えなかったのだから、新興産地がフランス系国際品種に支配されるのは必然だった。

梁 世柱
2月14日


苦味と渋味、ローカルペアリングの極致
毎年2月の恒例となった、 イタリア・トスカーナ訪問に来ている。 今回はプラスアルファの時間を、他州での取材活動には当てず、あえて キアンティ・クラシコ へと向かった。 クラシコというワインの研究は毎年深度を増しながら取り組んできたが、どうしても行ってみたかった場所があったのだ。 初日の訪問先は Greve 。

梁 世柱
2月12日


ナパ・ヴァレーのエレガンス <Screaming Eagle>(特別無料公開)
世界に名だたる銘醸地 ナパ・ヴァレー でも、最も カルト的 と言えるステータス。 ボルドー左岸メドック地区公式格付け第一級シャトーを遥かに上回り、 シャトー=ペトリュスにすら迫る販売価格 。 有力評論家による、複数回の 満点評価 。...

梁 世柱
2月8日


Wine Memo <32>
Hermann J. Wiemer, Cabernet Franc 2018. NYでのソムリエ修行時代、とにかくギリギリの生活をなんとか乗り切っていた私は、アメリカという大ワイン産出国に住んでいたにも関わらず、産地訪問をすることがほとんどできなかった。 今思えば、実にもったいないことをしていたと思うが、そもそも東海岸のNYからカリフォルニア州へと飛ぶのにも相当お金がかかるし、車も運転できず、無名のソムリエだった私には、ワイナリーに迎えに来てもらうなどという発想もなかった。 そんな中で、私にとって 人生で初めてのワイナリー訪問 となった場所は、今回Wine Memoで紹介するNY州フィンガーレイクの Hermann J. Wiemer だった。

梁 世柱
2月7日


SommeTimes’ Académie <79>(フランス・プロヴァンス地方:Cassis)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は フランス・プロヴァンス地方 について学んでいきます。 フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。 ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。 価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。 また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。 プロヴァンス地方第4回は、プロヴァンス地方の歴史深いAOCである、 「Cassis」 を学んでいきます。

梁 世柱
2月5日


再会 <76> メルローの掘り出しもの
Castellina, Daino Bianco 2019. ¥5,000

梁 世柱
2月3日


小籠包は、ワインのお供
筆者が 小籠包 の魅力に目覚めたのは、NYでのソムリエ修行時代だ。 チャイナタウンの名店「Joe’s Shanghai」(日本のも出店)の本店で、名物の蟹小籠包がたっぷりと入った蒸篭を、数人の友人達と共に次々に空にし、高く高く積み上げていったことは、食体験の記憶として今でも鮮明に残っている。 今思えば、小籠包を一人30~40個も平らげるような食べ方には、なかなか若気の至りを感じるが、抗いがたい強力な魔法によって、あっという間に胃袋へと吸い込まれていったのだ。 さて、小籠包といえば、おおかた ビールか紹興酒 が定番のペアリングとはなるが、ワインで合わせるのもまた楽しい。 いや、むしろ 小籠包は、コツさえわかれば、ワインにとって最高のお供になり得る のだ。

梁 世柱
2月2日


奥深き紅茶ペアリングの世界 Part.2
Part.1で解説したように、 ティーペアリングの魅力は、ワインペアリングとは大きく異なる作用にある 。 例えば、生魚との相性において、ワインが日本酒を超えることが極めて難しいように、ティーペアリングにも 「不可侵」と呼べるような領域が存在 しているのだ。 その上で、 ワイン側の土俵にティーペアリングが入り込んだ時 、どのような 面白さ が生まれるのか、今回はまた視点を変えて検証してみよう。 お題としたのは、 「湘南みやじ豚 和風ロースト」 。 非常に滑らかなテクスチャーの脂身は甘味が強く、身もしっとりと柔らかい。タレは、醤油ベースの甘塩っぱい味わいだ。 どうしても 長い 咀嚼 時間 を必要とする肉料理は、 アルコール分と強いタンニンで持続性を増強 できるワインの方が、圧倒的に合わせやすい。

梁 世柱
1月31日


SommeTimes’ Académie <78>(フランス・プロヴァンス地方:Côtes de Provence)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は フランス・プロヴァンス地方 について学んでいきます。 フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。 ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。 価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。 また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。 プロヴァンス地方第3回は、プロヴァンス地方最大のAOCであり、世界最大のロゼワイン産地でもある 「Côtes de Provence」 を学んでいきます。

梁 世柱
1月29日


出会い <75> ハイコスパピノを求めて
Mound Edward, Ted Pinot Noir 2022. ¥4,350 世界的なワイン価格の高騰が止まらない中、我々の日常生活から最も遠いところへ行ってしまった品種は、おそらく ピノ・ノワール だろうか。 その原因は、兎にも角にも ブルゴーニュ にある、と考える人がほとんどだと思うが、それは 半分正解 と言ったところ。 確かに、ブルゴーニュが(特にコート・ド・ニュイ赤)なかなか天井が見えない高騰を続けているため、その価格に世界各地のピノ・ノワールが引っ張られている側面はある。 しかし、そもそも ピノ・ノワールという葡萄の性質 を理解してみると、 別の理由 も見えてくるのだ。

梁 世柱
1月27日


奥深き紅茶ペアリングの世界 Part.1
先日、 紅茶と日本料理をペアリングする会 、というものに参加してきた。 ペアリングを探究するものとして、非常に強い興味をもって参加したのだが、 収穫は予想と期待を遥かに超えるもの であった。 まず先に、ワインペアリングとティーペアリングそれぞれの利点不利点を整理しておこう。 ワインは、その味わいを構成する要素が非常に複雑であることから、ペアリングの際には 料理と多数の接点を作ることができる ため、必然的にペアリングもより 複雑 なものとなる。

梁 世柱
1月25日


ニョッキとワインの複雑な関係
私はパスタには目がないのだが、中でも好きなものの一つが、少し変わり種のパスタである、 ニョッキ だ。 ジャガイモと小麦粉を合わせて練り、ぷるんとした独特の柔らかい食感と、ソースにしっかりと絡みつく濃厚な味わいが特徴だ。 他にも、カボチャ、パン、ほうれん草、リコッタチーズなど、様々なヴァリエーションが存在するのも、ニョッキの奥深い魅力の一つ。 パスタマシンなどがなくても、自宅で簡単に手作り点は、さらなるプラス要素と言えるだろう。 そんなニョッキとのワインペアリングだが、 「粉物の法則」 がここでも適用される。

梁 世柱
1月24日


SommeTimes’ Académie <77>(フランス・プロヴァンス地方:Palette)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は フランス・プロヴァンス地方 について学んでいきます。 フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。 ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。 価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。 また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。 プロヴァンス地方第2回は、プロヴァンス地方の中でも、特異性が極めて高い 「Palette」 を学んでいきます。

梁 世柱
1月22日


再会 <75> バックヴィンテージ定点観察の楽しさ
Sato Wines, Pinot Noir “Northburn” 2017. 同じワインを、新しいヴィンテージが出るたびにテイスティングすることは、ワインを深く理解していく上で、非常に大切だ。 ヴィンテージごとに全く異なる気象条件と、それらが最終的なワインに及ぼす影響を理解するという目的は当然だが、造り手の変化や進化に加え、「本質的に変わらない」テロワールを知る上でも、定点観測は大切になる。 しかし、 同じボトルを年月を跨いでテイスティング をする、という別の定点観測は、なかなか環境は整わないと難しい。 そもそも、「それをやり出したらキリがない」というのもあるが、コンディションを保つためのセラーリングも、それに必要なスペースも、用意するのは簡単ではない。

梁 世柱
1月20日


偉大なるメルロー Masseto
かつて、 スーパートスカン(タスカン) と呼ばれる数々のワインが世界のワイン市場を席巻するほどの大ブームとなった頃、その 頂点に2つのワインが鎮座 していた。 一つは テヌータ・サン・グイドが手がけるサッシカイア 。1985年ヴィンテージがワイン・アドヴォケイト誌で満点を獲得したことをきっかけに、イタリア産カベルネ・ソーヴィニヨン・ブレンドの象徴となった銘柄だ。 もう一つに関しては、多少の異論はあるかも知れないが、アンティノリ一族が手掛ける オルネライア ではなく、同じオルネライアのスペシャルなメルローのキュヴェとなる、 マッセート がその地位に相応しいだろう。

梁 世柱
1月18日


ワインを理解するテイスティング術 <3> 色調 Part.2
テイスティング術シリーズの第三回は、「色調」についてさらに学んでいきます。 今回学んでいくのは、色調を含む「外観」に関する、より詳細な部分です。 まずは、 粘性 について。 グラスに注がれたワインを スワリング (グラスを回転させる)した後、グラスの内壁を流れ落ちてくる様子を見て、粘性の強さを観察します。 粘性が強い場合、二つの可能性 が考えられます。 一つは アルコール濃度が高い可能性 、そしてもう一つは エキス分(主に糖分)が高い可能性 です。

梁 世柱
1月17日


SommeTimes’ Académie <76>(フランス・プロヴァンス地方:Bandol)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は フランス・プロヴァンス地方 について学んでいきます。 フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。 ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。 価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。 また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。 プロヴァンス地方第1回は、 「Bandol」 を学んでいきます。 Bandol 重要主要品種 白:Clairette (50~95%) ロゼ:Mourvèdre(20~95%)

梁 世柱
1月15日


欠陥的特徴の経過観察 <5>
「欠陥的特徴の経過観察」では、とあるナチュラルワインに生じた問題が、どれくらいの時間で「沈静化」、もしくは変化するのかを、約2ヶ月おきに検証していく企画としてスタートした。 前回検証時(2024年9月21日)では、2本を同じタイミングでテイスティング、2本ともに、揮発酸、還元臭、ブレタノミセスが複雑性の一部となり、高い次元のバランスに至っていた。 本企画の検証対象となるスパークリングワインは、同ケースのロットで11本入手したため、本来ならば瓶差という可能性は極限まで排除できていると考えて良いが、それでも十分な亜硫酸添加によって、菌類、微生物類の活動を最小限まで低減、かつ平均化させたワインではないため、その「誤差」はより大きくなる傾向にある。

梁 世柱
1月13日
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