SommeTimes’ Académie <92>(フランス・アルザス地方: Part.1)
- 梁 世柱
- 5月15日
- 読了時間: 3分
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はフランス・アルザス地方について学んでいきます。
フランスが全土的に温暖化の影響を受けている中、フランスにあるワイン産地の中でも最も日照量に恵まれ、乾燥した場所であるアルザスは、その影響を真っ先に受けた産地の一つです。
かつては、ドイツ系品種を主体とした、冷涼産地の花形の一つとして名高かったアルザスですが、その個性には大きな変化が見られつつも、銘醸地としての面目は保ち続けています。
アルザス地方第一回は、アルザス地方の基礎的な知識に関して学んでいきます。
Alsaceのテロワール
フランスとドイツの国境付近に位置するアルザス地方は、南北に約185km、東西に約40kmと、細長い形をした産地です。