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Advanced Académie <36> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Volnay
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、Advanced Académieの本シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 第8回は Volnay をテーマと致します。 全体的に豊満なワインが多い C ô te de

梁 世柱
2024年5月11日


SommeTimes’ Académie <60>(フランス・ボルドー地方:Castillon & Francs)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第11回は、 「ボルドー右岸:Castillon及びFrancs地区」 と致します。 Castillon-Côtes de Bordeaux Francs-Côtes de Bordeaux ボルドー右岸東端エリアには、約2,270haとかなり大きな Castillon-Côtes de Bordeaux (以降、Castillonと表記) 、約396haと右岸でも最小クラスの Francs-Côtes de Bordeaux (以降、Francsと表記) という2つのアペラシオンがあります。 共に、中域アペラシオンの C ô tes-de Bordeaux 内に含まれ

梁 世柱
2024年5月2日


Advanced Académie <35> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング CDB最南部
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、Advanced Académieの新シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 第7回は C ô te de Beaune最南部 をテーマと致します。 このエリアには、まだま

梁 世柱
2024年4月24日


SommeTimes’ Académie <59>(フランス・ボルドー地方:Fronsac周辺)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第10回は、 「ボルドー右岸:FronsacおよびCanon Fronsac地区」 と致します。 Fronsac Canon-Fronsac ボルドー右岸エリアの入り口に位置する Fronsac は約771haなのに対し、 Canon-Fronsac は約243haとより小さなアペラシオンとなります。 両アペラシオンは似ている部分も多いため、まずは類似点を把握するのが良いでしょう。

梁 世柱
2024年4月10日


Advanced Académie <34> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Meursault周辺
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、 Advanced Académie の新シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 第六回は ムルソー周辺 をテーマと致します。

梁 世柱
2024年4月3日


SommeTimes’ Académie <58>(フランス・ボルドー地方:Lalande de Pomerol)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad émie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回もボルドー地方について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第九回は、 「ボルドー右岸:Lalande de Pomerol地区」 と致します。 Lalande de Pomerol Lalande de Pomerolは、実質的にPomerolの衛星地区となりますが、Pomerolの総面積が約800haなのに対し、Lalande de Pomerolは 1,154ha とより大きなアペラシオンです。

梁 世柱
2024年3月27日


Advanced Académie <33> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング コルトンの丘周辺
ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 第五回は コルトンの丘周辺 をテーマと致します。 特級畑コルトン及びコルトン=シャルルマーニュを取り囲む三つのAOC (Aloxe-Corton、Pernand-Vergelesses、Ladoix

梁 世柱
2024年3月13日


SommeTimes’ Académie <57>(フランス・ボルドー地方:Pomerol)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad émie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回もボルドー地方について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第八回は、「ボルドー右岸:Pomerol地区」と致します。 Pomerol St-Émilion と並び、ボルドー右岸を代表するアペラシオンが Pomerol です。総面積は約 800ha とボルドー主要アペラシオンの中では群を抜いて狭く、 St-Émilion の約1/7程度しかありません。 全植樹面積の 約80%をメルロー が占め、その他は主に カベルネ・フラン となっています。ブレンドにおいてもメルロー比率が90~100%になることも珍しくないため、 St-Émilion 以上にメルローの産地となりますが、エリアとシャトーのスタイルによってはカベルネ・フランの比率

梁 世柱
2024年3月6日


Advanced Académie <32> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Cortonの丘
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、 Advanced Académie の新シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 なお、クリマ内に含まれる小区画( lieux-dix )も一つのクリマとしてカウントしますが、

梁 世柱
2024年2月28日


SommeTimes’ Académie <56>(フランス・ボルドー地方:Saint-Émilion衛星地区)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad émie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回もボルドー地方について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第九回は、 「ボルドー右岸:Saint-Émilion衛星地区」 と致します。 Saint-Émilion衛星地区 Saint-Émilion はボルドー右岸を代表するアペラシオンの一つですが、その北部と北東部には、 Saint-Émilion から近い順に Saint-Georges-Saint-Émilion 、 Montagne-Saint-Émilion、Puisseguin-Saint-Émilion、Lussac-Saint-Émilion という4つの「衛星地区」と呼ばれるアペラシオンが連なっています。 かつては6のコミューンが衛星地区として認められて

梁 世柱
2024年2月10日


Advanced Académie <31> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Meursault
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、 Advanced Académie の新シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 第三回は Meursault をテーマと致します。 特級畑こそありませんが、全体的に一級畑

梁 世柱
2024年2月6日


Advanced Académie <30> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Chassagne-Montrachet
ブルゴーニュにおける葡萄畑のランキング企画となる、 Advanced Académie の新シリーズ。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、同階層内でも優劣が生じます。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 なお、クリマ内に含まれる小区画( lieux-dix )も一つのクリマとしてカウントしますが、

梁 世柱
2024年1月27日


SommeTimes’ Académie <55>(フランス・ボルドー地方:Saint-Émilion)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Acad émie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回もボルドー地方について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第八回は、「ボルドー右岸: Saint-Émilion 地区」と致します。 Saint-Émilion ボルドー右岸を代表するアペラシオンの一つが Saint-Émilion です。総面積は約5,400haと広く、全体的な品質は高いですが、玉石混交という側面もあります。 最も一般的なブレンド比率はメルローが60%程度、カベルネ・フランが30~40%程度、カベルネ・ソーヴィニヨンが0~10%程度となりますので、基本的にはメルローの産地と言えますが、一部のエリアでは、カベルネ・フランが最高品質の葡萄となります。 銘醸ゾーンは、主に 4つの「丘」 に分けることができます。

梁 世柱
2024年1月24日


Advanced Académie <29> ブルゴーニュ・クリマ・ランキング Puligny-Montrachet
Advanced Académie の新シリーズは、ブルゴーニュにおける葡萄畑(クリマ)の ランキング企画 となります。 ご存知の通り、ブルゴーニュには超広域Bourgogneから始まりGrand Cruに至るまで、多階層の格付けが存在していますが、 同階層内でも優劣が生じます 。 本シリーズでは、以下のような形で、すべての特級畑、一部の一級畑(単一としてリリースされることが多いクリマ)、一部の村名格畑(特筆すべき品質のものを抜粋)をランキングしていきます。 SS:最上位の特級畑クラス S:平均的な特級畑クラス(一部の一級畑も該当) A:特級畑に肉薄する最上位の一級畑クラス(一部の特級畑も該当) B:際立って秀逸な一級畑クラス(一部の特級畑も該当) C : 秀逸な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) D:平凡な一級畑クラス(一部の村名格畑も該当) 一部のクリマに関しては、生産者による品質の落差が大きいため、(A~S)のようにランクを跨いだ評価となります。 なお、クリマ内に含まれる小区画( lieux-dix...

梁 世柱
2024年1月20日


SommeTimes’ Académie <54>(フランス・ボルドー地方:ボルドー左岸まとめ)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第七回は、第一〜六回までで学んできた内容に、個別ではカヴァーしなかったエリアを加えた 「ボルドー左岸まとめ」 と致します。 メドック地区その他 個別に解説をしてこなかったボルドー左岸のアペラシオンは、 Listrac-Médoc 、 M é doc、Moulis、Graves の4つ。 その中で、最終的な新格付けへの編入に相応しいシャトーが存在しているのは、現状では Moulis と M é doc のみとなります。 Moulis 第四級相当 Ch. Chasse-Spleen Ch. Poujeaux

梁 世柱
2023年10月17日


SommeTimes’ Académie <53>(フランス・ボルドー地方:Pessac-Léognan)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第六回のテーマは、 「Pessac-Léognan」 と致します。 Pessac-L é ognan Pessac-Léognan は、グラーヴ地区の北部に位置するアペラシオンです。より大きなGrave AOCの一部ですが、その歴史的な名声と高い品質から、1987年にようやく、独立したアペラシオンとして認定されました。葡萄畑の総面積は約1435haで、メドック地区のマルゴーとほぼ同等の規模になります。 ジロンド河の左岸に位置するメドック地区、そしてガロンヌ河の左岸に位置するグラーヴ地区を総称して、ボルドー左岸とするのが一般的となっています。 土壌はガロンヌ河がもたらした 砂礫...

梁 世柱
2023年10月10日


SommeTimes’ Académie <52>(フランス・ボルドー地方:Haut-Médoc)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第五回のテーマは、 「Haut-Médoc」 と致します。 Haut-Médoc Haut-Médoc はSub-Regional、という中域アペラシオンに該当します。葡萄畑の総面積は約4320haで、メドック地区全体の約28%に相当。 平均的な総生産量は約2950万本となります。 メドック地区の中でも最も広大なアペラシオンであり、 226の独立したシャトー がありますが、その中でも1855年の公式格付けに名を連ねたのは、 僅か5シャトーのみ です。 土壌は基本的には、ガロンヌ河からもたらされた砂利や砂礫ですが、南北に約60kmという広さ故に、 Haut-Médoc というアペラシオン自

梁 世柱
2023年9月26日


SommeTimes’ Académie <51>(フランス・ボルドー地方:Margaux)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第四回のテーマは、 「Margaux」 と致します。 Margaux 葡萄畑の総面積は約1500haで、メドック地区全体の約9%に相当。 平均的な総生産量は約900万本となります。 65の独立したシャトーのうち21シャトー が、第一級〜第五級に渡って、1855年の公式格付けに名を連ねています。 メドック6地区の中で最大面積となるマルゴーは、格付けシャトーの数も最大となります。 AOC Margauxを名乗れるのは5つの村々で、北から南に、Soussan、Margaux、Cantenac、Labarde、Arsacの順となっていますが、1855年の公式格付けを元に考えると、最重要コミューンは

梁 世柱
2023年9月6日


SommeTimes’ Académie <50>(フランス・ボルドー地方:Saint-Estèphe)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第三回のテーマは、 「Saint - Estèphe」 と致します。 Saint-Est è phe 葡萄畑の総面積は1229haで、メドック地区全体の約8%に相当。 平均的な総生産量は約800万本となります。 第一級は無く、 57の独立したシャトーのうち僅か5シャトーのみ が、第二級〜第五級に渡って、1855年の公式格付けに名を連ねています。 格付けシャトーが少ない理由は、 各シャトーの立地に関係 していると推察されます。 Calon-Ségur (アペラシオンの中央東側に位置)は例外ですが、 他の格付け4シャトー は全て、 Pauillacとの境界に近い、アペラシオン南東部に集中 して

梁 世柱
2023年8月22日


SommeTimes’ Académie <49>(フランス・ボルドー地方:Saint-Julien)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回も ボルドー地方 について学んでいきます。 ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。 ボルドー地方シリーズ第二回のテーマは、 「Saint-Julien」 と致します。 Saint-Jullien 葡萄畑の総面積は910haで、メドック地区全体の約6%に相当。 平均的な総生産量は620万本となります。 第一級はありませんが、第二級~第四級まで秀逸なシャトーが多く、その 平均的な品質の高さは、ボルドー左岸でも屈指 と言えます。 19の独立したシャトーのうち、11が1855年の公式格付けに名を連ねています。 総体的な特徴としては、 粘土石灰質の表土層 には 大きな岩石 が含まれ、 硬い地盤層 もあることから、 力強く豊満な果実味、緻密なミネラル、ボルドー左岸でも最も滑らかなタンニン が際立ちます。

梁 世柱
2023年8月8日
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