一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回もボルドー地方について学んでいきます。
ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。
ボルドー地方シリーズ第11回は、「ボルドー右岸:Castillon及びFrancs地区」と致します。
Castillon-Côtes de Bordeaux
Francs-Côtes de Bordeaux
ボルドー右岸東端エリアには、約2,270haとかなり大きなCastillon-Côtes de Bordeaux(以降、Castillonと表記)、約396haと右岸でも最小クラスのFrancs-Côtes de Bordeaux(以降、Francsと表記)という2つのアペラシオンがあります。
共に、中域アペラシオンのCôtes-de Bordeaux内に含まれるサブリージョンとなります。
土壌に関しては、共に粘土石灰質が主体となりますが、最終的なワインの性質にはかなりの違いが見られます。
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