SommeTimes’ Académie <148>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州1: Alto Adige白)
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イタリア北東部、オーストリアと国境を接する山岳地帯に、トレンティーノ=アルト・アディジェ州 があります。
この州のワインを理解するうえで、最初に大切なのは、州名を一つの塊として見すぎないことです。
行政上は一つの州ですが、ワインの流れは大きく二つに分けて考えると分かりやすくなります。
南側の Trentino。
そして北側の Alto Adige。ドイツ語圏の文脈では、Südtirol とも呼ばれる地域です。
Trentinoは、地場品種と山岳ワイン文化が色濃く残る地域。
一方のAlto Adige は、ドイツ語圏文化の影響を帯びながら、多品種の白と赤を細かく展開するアルプスの産地です。
この二重性を理解することこそが、トレンティーノ=アルト・アディジェを学ぶ最初の入口になります。
第一回では、Alto Adigeの白から学んでいきます。

Alto Adige / Südtirol D.O.C.
多品種で見る、アルプスの白
主な白品種:Pinot Bianco、Pinot Grigio、Chardonnay、Sauvignon Blanc、Gewürztraminer、Kerner、Müller-Thurgau、Riesling、Sylvanerなど
ワインタイプ:白、赤、品種名付きワインなどを含む広域D.O.C.
地域:トレンティーノ=アルト・アディジェ州北部、ボルツァーノ自治県
D.O.C.認定年:1975年
Alto Adige / Südtirol D.O.C.は、ボルツァーノ自治県を中心とする山岳ワイン産地です。
より包括的な性質を持つこの大型D.O.C.を理解するうえで重要なのは、ひとつの象徴的な品種で、その全体を理解しようとしないことです。
