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SommeTimes’ Académie <152>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州5: Trento)
トレンティーノ=アルト・アディジェ州編の最終回となる今回は、トレンティーノの中でも特別な存在感を放つ、Trento D.O.C.について学んでいきます。 Trento D.O.C.は、瓶内二次発酵によって造られる、スパークリングワインの原産地呼称です。 つまり、技術的な方向性としては、タンク方式が主流となるProseccoではなく、むしろChampagneやFranciacortaに近いワインとなります。 ただし、Trento D.O.C.をChampagneの代用品として理解する必要はありません。 Trento D.O.C.には、山岳地帯の瓶内二次発酵スパークリングという確かな個性が宿っているからです。

梁 世柱
8月11日


SommeTimes’ Académie <151>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州4: Trentino赤)
前回は、Alto Adigeの赤について学びました。 Alto Adigeの赤では、Schiavaの軽さ、Lagreinの濃さ、Pinot Noirの繊細さが、同じ山岳地帯の中で並んでいることに特徴がありました。 一方、Trentinoの赤に目を向けると、中心はもう少し絞られます。 まず重要になるのは、Trentinoを代表する地場黒葡萄、Teroldego。 次点で、香り高くやわらかな Marzeminoの名が挙がります。 さらに、Merlotを主体としたカジュアルな赤ワインとしての Casteller D.O.C. があります。

梁 世柱
8月4日


SommeTimes’ Académie <149>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州2: Trentino白)
前回は、Alto Adigeの白に関して学んでいきました。 Alto Adigeでは、標高差と谷の複雑さが、多品種の白ワインを多彩に展開させています。 Pinot Bianco、Gewürztraminer、Sauvignon Blanc、Kerner、Riesling。 品種ごとに居場所が与えられ、まるで山肌に細かな布を縫い合わせるように、白ワインの地図が作られていく産地がAlto Adigeです。 一方、南側のTrentinoに目を向けると、白ワインの見え方も少し変わってきます。 もちろん、ここにも多くの白品種がありますが、Trentinoの白を理解するうえで、特に重要になるのは、地場品種の Nosiolaです。 そして、山岳地帯の Müller-Thurgauや国際品種がその脇を固めています。 Alto Adigeが、多品種の精密なパッチワークだとすれば、Trentinoでは、谷、湖、風、斜面といった具体的な地形が、品種ごとの個性をもう少し大きなまとまりの中で支えていきます。

梁 世柱
7月21日


SommeTimes’ Académie <148>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州1: Alto Adige白)
イタリア北東部、オーストリアと国境を接する山岳地帯に、トレンティーノ=アルト・アディジェ州 があります。 この州のワインを理解するうえで、最初に大切なのは、州名を一つの塊として見すぎないことです。 行政上は一つの州ですが、ワインの流れは大きく二つに分けて考えると分かりやすくなります。 南側の Trentino。 そして北側の Alto Adige。ドイツ語圏の文脈では、Südtirol とも呼ばれる地域です。 Trentinoは、地場品種と山岳ワイン文化が色濃く残る地域。 一方のAlto Adige は、ドイツ語圏文化の影響を帯びながら、多品種の白と赤を細かく展開するアルプスの産地です。 この二重性を理解することこそが、トレンティーノ=アルト・アディジェを学ぶ最初の入口になります。 第一回では、Alto Adigeの白から学んでいきます。 Alto Adige / Südtirol D.O.C. 多品種で見る、アルプスの白 主な白品種:Pinot Bianco、Pinot Grigio、Chardonnay、Sauvignon...

梁 世柱
7月14日
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