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SommeTimes’ Académie <150>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州3: Alto Adige赤)
前回まで、トレンティーノ=アルト・アディジェ州編では、Alto AdigeとTrentinoの白について学んできました。 Alto Adigeの白では、標高差と谷の複雑さが、多品種の白ワインをパッチワークのように展開させていました。 一方、Trentinoの白では、Nosiolaを中心に、谷、湖、風、斜面などが具体的にまとまった地形が、品種ごとの個性を支えていました。 では、Alto Adigeの赤はどう理解すればよいのでしょうか。 ここで大切になるのは、「北イタリアの冷涼な赤」として一括りにしないことです。 Alto Adigeの赤には、軽やかで淡い Schiava があり、奥深く濃密なLagrein があります。 そして、冷涼な斜面で繊細さを得るPinot Noirがあります。 同じAlto Adigeの中に、軽さ、濃さ、繊細さが並んでいる。 この振れ幅こそが、Alto Adige赤の入口になります。

梁 世柱
7月28日


SommeTimes’ Académie <148>(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州1: Alto Adige白)
イタリア北東部、オーストリアと国境を接する山岳地帯に、トレンティーノ=アルト・アディジェ州 があります。 この州のワインを理解するうえで、最初に大切なのは、州名を一つの塊として見すぎないことです。 行政上は一つの州ですが、ワインの流れは大きく二つに分けて考えると分かりやすくなります。 南側の Trentino。 そして北側の Alto Adige。ドイツ語圏の文脈では、Südtirol とも呼ばれる地域です。 Trentinoは、地場品種と山岳ワイン文化が色濃く残る地域。 一方のAlto Adige は、ドイツ語圏文化の影響を帯びながら、多品種の白と赤を細かく展開するアルプスの産地です。 この二重性を理解することこそが、トレンティーノ=アルト・アディジェを学ぶ最初の入口になります。 第一回では、Alto Adigeの白から学んでいきます。 Alto Adige / Südtirol D.O.C. 多品種で見る、アルプスの白 主な白品種:Pinot Bianco、Pinot Grigio、Chardonnay、Sauvignon...

梁 世柱
7月14日
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