葡萄品種から探るペアリング術 <9> アルバリーニョ

葡萄品種から探るペアリング術シリーズは、特定の葡萄品種をテーマとして、その品種自体の特性、スタイル、様々なペアリング活用法や、NG例などを学んでいきます。


今回は、アルバリーニョをテーマと致します。


また、このシリーズに共通する重要事項として、葡萄品種から探った場合、理論的なバックアップが不完全となることが多くあります。カジュアルなペアリングの場合は十分な効果を発揮しますが、よりプロフェショナルな状況でこの手法を用いる場合は、ペアリング基礎理論も同時に参照しながら、正確なペアリングを組み上げてください。



アルバリーニョのスタイル

アルバリーニョのスタイルは、(甘口が非常に少ないという点を除いて)リースリングとの類似点が多く見られます。醸造方法や他品種とブレンドするか否かに関しては、世界各地で様々なヴァリエーションがありますが、ペアリングという局面において、アルバリーニョを用いる意味を踏まえれば、考慮すべき基本スタイルは一つしかありません。基本的には、ステンレスタンクやコンクリートタンクといったクリーンでニュートラルな発酵槽と熟成槽を用い、新樽、古樽を問わず樽は効かせていないアルバリーニョを、長期熟成はさせずに(ヴィンテージにプラス5年までが目安となるでしょう)、楽しむのが良いでしょう。もちろん、新樽を効かせたアルバリーニョでも優れたワインはありますが、どちらかと言うとレアケースと言えます。ブレンド型の筆頭例はポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデですが、そのタイプの大多数が、ルーレイロが主体となり、アルバリーニョは酸を増強させる目的で補助品種になります。


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