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欠陥的特徴の経過観察 <1>

ナチュラルと言える造りをしたワインでも、かなりクリーンな味わいのものが増えてきたのは、(少なくとも個人的には)大変歓迎できる傾向だ。

 

亜硫酸無添加でしか成し得ない、ギリギリの妖艶さ、清濁併せもった味わいの深淵さ、無制限の浸透力といった魅力は私自身も数多く体験してきたし、その素晴らしさと唯一無二の世界観にはいつも心踊らされるが、残念ながら隣り合わせとなるリスクが大き過ぎる

 

破棄せざるを得ない状況が、かなりの頻度で発生することを鑑みれば、造り手、インポーター、酒販店、レストラン、購入者の全てにとって、経済的な意味でもサスティナブルではないことは明白だ。

 

無論、「無駄にすること」自体が、どうしようもなくアンチ・サスティナブルであることは言うまでもないだろう。

 

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