Part.1で解説した通り、日本酒ペアリングにおいては、ペアリング構築の優先順位がワインとは大きく異なります。
「甘味」に次いで優先順位が高い要素となるのは、「風味」。
ワインペアリングにおいては、上から5番目の要素が、日本酒ペアリングでは2番目となるため、注意が必要です。
ただし、「風味」に対する考え方は、ワインと日本酒では少々異なります。
ワインの場合、「レモンのような酸味」といったように、具体性を伴った味わいとして捉えた方が有効ですが、日本酒の場合は、具体性よりも「総合的な強さ」が重要となります。
では、ペアリングにおける「風味の基礎理論」が、日本酒にどのように適用されるかを見ていきましょう。
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