Part.1で解説した通り、日本酒ペアリングにおいては、ペアリング構築の優先順位がワインとは大きく異なります。
基本的に、優先順位がより高い要素は、「明確に強い効力を発揮する」ため、日本酒ペアリングにおいては、表の通り「甘味」を最優先に考えていきます。
日本酒そのものが「甘い」飲み物、というわけでは決してありませんが、ワインとの比較で考えた場合、酸味と甘味(果実味)のバランスが味わいの中核を成しているワインに比べ、日本酒はそのバランス感が甘味側に強く偏っています。
では、ペアリングにおける「甘味の基礎理論」が、日本酒にどのように適用されるかを見ていきましょう。
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