出会い <109> 日本ワインの特異点
- 21 時間前
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奥出雲ワイン, 小公子 Unwooded 2025.
日本の地品種とされる文脈で語られる葡萄の中で、私が最も高く評価しているのは、小公子である。
これはあくまで私の主観だ。
だが、その主観を、今回ばかりはあまり引っ込めるつもりがない。
日本ワインは今、「日本らしさ」という言葉に真正面から向き合っている。
淡い。
軽い。
繊細。
寄り添う。
日本という国が紡いできた、独特の美意識。
アイデンティティの確立において、これほど重要な意味を持つものもないだろう。
実際に、その方角にしか現れない美しさが、確かにある。
ただし、すべてをその言葉で包んでしまうと、見えなくなるものもある。