葡萄品種から探るペアリング術 <7> ヴィオニエ

葡萄品種から探るペアリング術シリーズは、特定の葡萄品種をテーマとして、その品種自体の特性、スタイル、様々なペアリング活用法や、NG例などを学んでいきます。


今回は、ヴィオニエをテーマと致します。


また、このシリーズに共通する重要事項として、葡萄品種から探った場合、理論的なバックアップが不完全となることが多くあります。カジュアルなペアリングの場合は十分な効果を発揮しますが、よりプロフェショナルな状況でこの手法を用いる場合は、ペアリング基礎理論も同時に参照しながら、正確なペアリングを組み上げてください。



ヴィオニエのスタイル

ヴィオニエは品種自体の個性が非常に強く出ます。晩熟で気難しい性質があり、この品種が輝けるエリアは限られていますが、テロワールの特徴もしっかり反映し、「テロワールxワインメイキング」の組み合わせで、様々なヴァリエーションが楽しめます。品種そのもののポテンシャルも非常に高く、その真価が最も発揮される場所では、三大白葡萄品種(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング)を脅かすほどの品質に達します。


どのエリアでもピーチ、アプリコット、カリンのようなトロピカルフレーヴァーが特徴として出ますが、冷涼産地では柑橘のタッチが加わり、より温暖な産地ではトロピカル感がさらに強まる傾向にあります。シャルドネとゲヴュルツトラミネールの両方の性質をもつ、とも言えます。


醸造上のスタイルでは、新樽をどれだけ効かせるか、が大きなポイントになります。ヴィオニエは新樽風味と非常に相性が良いため、伝統的に新樽は積極的に使用されてきましたが、古樽やステンレスタンクのみというケースも少なくありません。

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