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SommeTimes’ Académie <29>(ワイン概論25:シャンパーニュ醸造 1)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。今回は 、スパークリングワインの世界的スタンダードであるシャンパーニュの醸造フローを学んでいきます。 醸造の様々な工程に関しては、醸造家ごとに異なる意見が散見されます。本シリーズに関しては、あくまでも「一般論の範疇」とご理解ください。 試験後に忘れてしまった知識に意味はありません 。ワインの勉強は、難しい外国語由来の単語との戦いでもあります。そういった単語をただの「 記号 」として覚えることにも、意味はありません。その単語が「 何を意味するのか 」を知ってこそ、本来のあるべき学びとなります。SommeTimes Académieでは、ワインプロフェッショナル、ワイン愛好家として「 リアル 」に必要な情報をしっかりと補足しながら進めていきます。試験に受かることだけが目的ではない方、試験合格後の自己研鑽を望む方に向けた内容となります。 なお、煩雑なシャンパーニュ醸造のシリーズにおいては、なるべく理解を容易にするため

梁 世柱
2022年8月10日


シャンパーニュにおける「旨味」への考察
うまみとは何か 1908年にだし昆布の中からグルタミン酸を発見したことが、「UMAMI」という味わいの はじまりです。2000年になり、舌の味蕾にある細胞にグルタミン酸受容体が発見されたことにより、従来の甘味・酸味・塩味・苦みに加え、うま味の実在が世界的に広く認知されるに至...

SommeTimes特別寄稿
2022年8月5日


シャンパーニュ・オルタナティブに光を
2022年、実はシャンパーニュ市場に大きな異変が起こっている。 その異変とは、端的にいうと、 「極端な品薄」 だ。 シャンパーニュは基本的に大量生産型のワインであるにも関わらず、品薄という状況が起こったと考えられる理由は、大変 複雑に入り組んでいる 。 全ての要因をカバーすると混乱するだけなので、要点を絞ってなるべく簡潔に説明しよう。 まずは 収量 に関して。 シャンパーニュでは、 基準となる収量上限を10.8t/ha と定めているが、最終的には そのヴィンテージの収量上限は、その年の売上状況をベースに決定 される。 この仕組みは、 シャンパーニュが市場に溢れることによって価値を失うという事態を防ぐため のものであり、平常時であれば 実に上手く機能 している。 しかし、2020年前半は世界中が新型コロナ禍による大混乱に陥り、シャンパーニュの売上が30%弱減少してしまったため、2020年ヴィンテージの収量上限も2019年ヴィンテージ(10.2t/ha)から8t/haへと 約22%減 となった。これはボトルに換算すると、 約7,000万本分の減少 と

梁 世柱
2022年7月19日


共鳴するシャンパーニュ
私には見えないものを感じたり証明する能力は全くありませんが、自分が良いと感じるものに出会った時、身体が共鳴するかのようにゾクゾクと鳥肌が立つことがあったりします。それは私の五感に働きかけ、鋭敏にし、ある種の恍惚とした幸せの感覚へと誘ってくれる素晴らしい瞬間ですが、それはとて...

SommeTimes特別寄稿
2022年2月17日


クリュのこれから
シャンパーニュ地方にも、もちろん存在する格付け。 シャンパーニュの格付け「エシェル・デ・クリュ」は、1919年に初めて導入され、当時は12村がグランクリュに制定されました。その後1985年に改定され、今の 17村となっています。「エシェル・デ・クリュ」の本来の機能は、ブドウ...

SommeTimes特別寄稿
2021年10月28日


再会 <1> シャンパーニュ最上?のクリュ
Philipponnat, Clos des Goisses 2011

梁 世柱
2021年10月20日


SommeTimes Académie <7>(ワイン概論3:スパークリングワイン)
試験後に忘れてしまった知識に意味はありません 。ワインの勉強は、難しい外国語由来の単語との戦いでもあります。そういった単語をただの「 記号 」として覚えることにも、意味はありません。その単語が「 何を意味するのか 」を知ってこそ、本来のあるべき学びとなります。SommeTimes Académieでは、ワインプロフェッショナル、ワイン愛好家として「 リアル 」に必要な情報をしっかりと補足しながら進めていきます。試験に受かることだけが目的ではない方、試験合格後の自己研鑽を望む方に向けた内容となります。 SommeTimes’ Viewをしっかりと読み込みながら進めてください 。

梁 世柱
2021年4月28日


シャンパーニュにおけるグレートヴィンテージの考察 ①
ワインに関して良く言われるのが、グレートヴィンテージとオフヴィンテージの違い。 世界中を取り巻く天候や気候によってその年の出来を判断し、ワインと共に語られていく。 勿論、私たちソムリエもこの評価を参考にし、ゲストから頼まれたワインをセラーから出すまでに、今までの知識と経験か...

SommeTimes特別寄稿
2021年4月11日


シャンパーニュの味わいにおけるドサージュの面白さ
近年、シャンパーニュの多くの生産者がExtra brutやBrut Natureを手掛けています。 その理由は気候変動だけではなく、人々のライフスタイルの変化など多岐にわたるのですが、ドサージュはシャンパーニュの味わいにおいて、歴史的にもその流行を生み出してきた重要な一つの...

SommeTimes特別寄稿
2021年4月7日


プロのシャンパーニュの楽しみ方!
こんにちは、恵比寿にあるワインショップ、WINE MARKET PARTY店長の沼田です。 今回ですが、少しだけ勉強になる「プロのシャンパーニュの楽しみ方」と、最近「珍しい飲み比べ」をしたのでレポートしたいと思います。 皆様はシャンパーニュを飲む際に何を見て飲んでいますか?...

SommeTimes特別寄稿
2021年4月2日


高級シャンパーニュで真剣に遊んでみる
シャンパーニュにとって、傑出したグレートヴィンテージと評される2008年。
もちろんこのルイ・ロデレール クリスタル ブリュットも例外ではありません。

SommeTimes特別寄稿
2021年2月3日
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