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「ペアリングの基本」に対する検索結果が762件見つかりました

  • タンチュリエを飲む

    その中でも最も有名な品種が、前述の アリカンテ・ブーシェ(Alicante Bouschet) であろう。この品種はフランスで誕生した。 多収量型の品種であることから、品質の面で重要な位置づけとなることは基本的にない 。しかし、ビジネス的な側面において「量がとれ、ワインの色を濃くしてくれる」という点は優秀といえる。 そもそも アリカンテ・ブーシェ 100%のワインということ自体が異質であるのにも関わらず、そのレッテルに挑み、世界の評価を獲得している。 タンチュリエ系品種のテイスティングにおいて重要なのは、まず前提として 、タンチュリエ系品種であるということを、しっかりと念頭においてテイスティング せねばならないということである。 その知識が不足していると、テイスティングにおいて、 ワインのスタイルやその評価を見誤ってしまう恐れがある 。

  • Why not drink Greek wine?

    使用される品種がとにかく多いというだけでなく、フレッシュな白、パワフルな白、チャーミングなロゼ、味わい深いオレンジ、カジュアルな赤、フルボディで長熟の赤、そして、ごくごく飲むスパークリング、瓶内2次発酵 の本格的スパークリング、伝統の白や赤の甘口ワインと多彩。 ロゼ・スパークリングワインのチャーミングさはこの上ないのですが、残念ながら日本には入荷していません。 ギリシャで最も有名なワイン産地であるだけでなく、4大祭典競技の一つ「ネメアン・ゲームズ」の地としても知られています(この4大祭典競技の一つがオリンピアのオリンピア祭典競技、つまりオリンピックの前身)。 英国スパークリング専門誌 “Glass of Bubbly”のライター、WSET Level 3筆記・テイスティング試験採点官を務め、約8年過ごしたロンドンから2016年に帰国。

  • 出会い <18> 常識の外側

    シャンパーニュ地方でシャンパーニュ製法に基づいて造ったスパークリングワインのみが、シャンパーニュを名乗れる。 ブルゴーニュのシャルドネは、バトナージュして、MLFして、それなりに新樽を使う。

  • SommeTimes’ Académie <33>(ワイン概論29:シャンパーニュ醸造 5)

    今回は 、スパークリングワインの世界的スタンダードであるシャンパーニュの醸造フローを学んでいきます。 醸造の様々な工程に関しては、醸造家ごとに異なる意見が散見されます。 本シリーズに関しては、あくまでも「一般論の範疇」とご理解ください。 試験後に忘れてしまった知識に意味はありません 。ワインの勉強は、難しい外国語由来の単語との戦いでもあります。 その単語が「 何を意味するのか 」を知ってこそ、本来のあるべき学びとなります。 シャンパーニュ地方におけるジャイロパレットの使用率は99%近いとも言われていますので、 大量生産が基本のシャンパーニュをピュピトルと結びつけることはもはや難しい でしょう。 アジュヴァンの存在、ルミアージュにかかる期間(=澱との僅かな接触期間の差)、ジャイロパレットがワインに与え続ける微細な振動など、ワインに影響を十分に与え得る要素がありますが、その差は 「ブラインドテイスティング

  • 出会い <31> 若者たちのシンプリシティ

    一応、 Ferrari という大メーカーが手がける看板スパークリングワインのラベル下部にも小さく記載されているが、そこに目を向けたことのある人の方が遥かに少数派だろう。

  • 出会い <37> 日本らしさ、長野らしさ

    . ¥4,200 日本でのワイン造りが、猛スピードで広がっていることをご存知の方も多いだろう。 日本の中では年間の降水量が少なく、晴天率も国内随一となる「 中央高原型内陸盆地性気候 」、 平均10度を超える昼夜の寒暖差 、長野では一般的な火山灰由来の粘土質土壌である「黒ボク土」ではなく、 「砂礫土壌

  • 再会 <53> 聖地をも超える特異

    特にボルドー品種、ブルゴーニュ品種、ローヌ品種、そしてアルザス品種(リースリングとミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランを意味するが、共に原産地はアルザスではない)などのフランス系及び準フランス系品種はニューワールド このように世界を席巻したフランス系国際品種だが、本国では重要な葡萄であるにも関わらず、洋外では不人気だった品種がいくつかある。   シュナン・ブラン はその最たる例だろう。

  • 太陽の丘

    現状を再確認するために、 相当数のアルザス産ワインで、過去5年間のヴィンテージを中心にアルコール濃度を調査した が、リースリングとミュスカは上限の13%(もしくは特例の13.5%)、ゲヴュルツトラミネール この問題を解決するためには、少なくとも、 リースリングとミュスカに関しては、Sec表記に限って、アルコール濃度の上限を引き上げるべき だと考える。 アルザス産のゲヴュルツトラミネールとピノ・グリの中でも、特にGrand Cruのものは残糖があって当たり前 、と認識が書き換えられれば簡単に解決する話ではあるのだが、ドイツのリースリングが何十年かけても 51Grand Cru 前編では、Alsace Grand Cruが抱える問題の本質は、その 数では無く広さ であると述べたが、 「理解がなかなか進まない」という点においては、数が巨大な壁として立ちはだかる 以降、51Alsace Grand Cruを全て解説していくが、まずは 土壌タイプごと に、以下の 11カテゴリー に整理していることを理解した上で、 最初の取捨選択 を行なっていただきたい。

  • 【スティーヴン・スパリュア (1941-2021)】

    セミナーのテーマは、「 イングリッシュ・スパークリングワイン 」。 この時、スパリュア氏は妻ベラさんの故郷 イギリス南部のドーセット に、スパークリングワイン造りのための「 ブライド・ヴァレー・ヴィンヤード 」を設立し、最初のワインがリリースされるというタイミングであった 私はこのセミナーでテイスティングに用意された「 Nytimber ナイティンバー 」と「 Ridgeview リッジヴュー 」という素晴らしいイングリッシュ・スパークリングの存在を知っていたので、通訳としての 今でいう「 Brit Fizz ブリット・フィズ 」(イギリス産スパークリング・ワインに定着した俗称)の将来性を、日本で最初に伝えた先駆けのセミナーであった。 スパリュア氏が長年のワインキャリアの集大成として、故郷であるイギリスでスパークリングワイン造りに着手したことは、ある意味自然な流れのように感じられるかもしれない。

  • 償いの丘 <カタルーニャ特集:ペネデス編>

    言うまでもないかも知れないが、ペネデスで超大量生産されてきたワインとは、スパークリングワインの カバ である。 コストパフォーマンスという一点において、カバは世界各国のトラディショナル製法(シャンパーニュ製法)で造られるスパークリングワインに対して、圧倒的な優位を維持し続けてきた。 まさに 総体としてのペネデスは、人々「渇き」を安価に癒すための産地として発展してきた のだ。 そして、若かりし頃の筆者は、このようなワインを大量に販売していた。 文字通り、大量に、だ。

  • 出会い <36> 食用葡萄の地酒

    Rita Farm & Winery, 花火 田舎式スパークリング ニューマスカット. ¥2,500 日本酒を学び始めて間もない頃、どうしても好きになれなかった酒があった。 ご存じの方も多いとは思うが、一般的に日本酒は 酒造好適米 という特殊な米から造られる。 そして、専用原料では無いコシヒカリで造られた日本酒には、 ミッドパレットが無い 。どうにも 構造が緩く、ふわふわ していて、 余韻も短い 。

  • 世界で活躍する日本人ワインプロフェッショナル <1>

    本人シェフが世界各地で活躍してきたのは、多くの方々がご存じのことだろう。そして、日本人ワインメーカーや日本人ソムリエが海外で活躍していることも、それなりによく知られているだろう。 しかし、 海外でワインの世界に生きる日本人は、何もワインメーカーやソムリエだけではない 。 この新シリーズでは、筆者が海外で出会った様々な日本人ワイン関係者にスポットライトを当て、彼らのストーリーを語っていきたいと思う。

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