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Search Results

「ペアリングの基本」に対する検索結果が760件見つかりました

  • 流しソムリエの頑張りすぎない日々

    伸びやかな酸味と柔らかいストラクチャー、通常の酒精強化ワインのようなアグレッシブなアロマではなく、どこか奥ゆかしいヘーゼルナッツやリンゴの蜜のニュアンスをもつ素晴らしいシェリーである。 使用例1 タラの白子の天ぷらの海苔巻き、甘塩鱈子の炭火焼き 提供方法 リースリンググラスで常温(19-20度)に戻して提供 ソムリエの悩みの種の一つ、魚卵。 この料理に関しては魚卵や肝のうま味を酸化系のニュアンスでブーストして引き立て、白子と鱈子の臭みと副食材の海苔の影響力の強い香味を強めのアルコールでマスキングをして、トータルで「魚卵、肝の美味しさ」をコーディネート 多種多様なワインが市場にあふれている現在ではあるが、 ワインサーヴィスの基本的な根っこは昔からあまり変わらないのではないかと私は思っている 。 (*1)アシルティコ:ギリシャで最もよく知られた白葡萄。 現在フリーのソムリエとして複数店舗に勤務する傍ら ワインコンサルティングやエージェント業務も行う。

  • 出会い <11> ミッシングリン

    醸造のどこかの段階で、アルコール(基本的にブランデー)を足してアルコール濃度を上げる「 酒精強化ワイン 」の一種であるシェリーは、とにかく「 好き嫌い 」がはっきりと別れる。 ペアリングにおいては、驚くほどのポテンシャルを秘めているにも関わらず、大多数のシェリーペアリングは、「シェリーが好きである」ことが成立の前提条件になってしまう。 本記事は、そんなシェリーに焦点を当てた記事になるため、そもそもシェリーがお好きでない方には、何の興味もそそられない情報になるであろうことを、ご承知いただきたい。

  • 【リースリングの聖地ドイツのグランクリュは、本当に世界最高か?】

    リースリングの品質に関して、どれだけの人が理路整然と語っているのだろうか。 今回はなるべく分かりやすい「格付けという記号」を用いて、その品質の真価に迫ってみよう。 ボルドー左岸に高名な格付け(*1)があるように、ブルゴーニュに広域から特級までの格付け(*2)があるように、リースリングの産地においても、格付けが存在するケースがある。 ヴァッハウの美しい段々畑 さて、長い前振りは程々にしておいて、本題に入ろう。 リースリングの聖地、ドイツはどうだろうか。 ドイツが本気を出したら、他のどの国がどれだけリースリングで頑張っても、遠く及ばないのでないか。とすら時々本気で思ってしまうほど、この国のリースリングは飛び抜けている。 「記号」の話に戻そう。 リースリングの頂だ。 こんな桁違いのワインが、 たったの12,000円なら、何一つ文句は無い。 ブルゴーニュの低い格付けのワインが、このワインと同価格帯とは。

  • 甘口ワインだけでフレンチのコースを通してみた!

    そもそも、多くのレストランでペアリングがある現代。 甘口1本でコースを通す人もいないだろうし、それでも、甘口をペアリングの流れの中で有効に使うという可能性を考えると、やってみても面白いだろうと始まったわけです。 ⅲ 熟成したお酒を使うと、料理に含まれるスパイス香、メイラード香、スモーク香などと同調しそこに甘みが加わるのでより複雑なペアリングとなる。 しかし今回のことで、甘口のお酒が結構受け幅の広いことが実感でき、なんだったら、甘口だけでペアリングが可能なのではないかと思ってしまいました。 ペアリングではワインはもちろん、日本酒、焼酎、紹興酒と幅の広さも定評がある。

  • 赤酢の鮨とブルゴーニュ

    今回は、ブルゴーニュ赤の一級畑を3種類、マイアミ(米国南東部フロリダ州)のお鮨屋でテイスティングするという企画にしてみた。 今やアメリカだけでなく日本でも、いや世界中で熱烈なラブコールのかかる彼のワインは、ひと昔前に ブルゴーニュのライジング・スター として取り上げられて以降、今なお止まる事を知らずに高騰し続けているワインで 今回は16年ヴィンテージをテイスティングの20分前に同時抜栓した。 1級畑シャンポー 色合いはクリアな中に、周りの方からオレンジ色が少し入り始めてとても綺麗な色彩になっている。 1級畑ラブロット 今のところ知る限りでは、有名生産者の中でラブロットを単一でボトリングしているのは、バーンスタインとドメーヌ・ルロワのみ。 改めて村の個性の違いを感じさせる。 マイアミならではの強めの味だからこそ成立する、ペアリングの妙だと思う。 シャンポー には、 オイスターにウイスキー風味の三杯酢合わせた料理 の相性が良かった。

  • 百花繚乱の多様性 <コンテンポラリー・アメリカ 第三章>

    コンテンポラリー・アメリカという新たな潮流の勢力が増すほどに、直近の主流であるビッグワインは、無慈悲な批判の対象となることも多い。しかし、カリフォルニアを中心に洗練を重ねたビッグワインは、 一つのスタイルを達成するための栽培上、醸造上の方法論の確立という意味において、究極的に完成度の高いものだ 。事実、ビッグワインが隆盛を極めるにつれて、数多くの批評家たちから満点を勝ち取るワインが激増した。満点を取ったワインの総数という客観的な事実だけを見れば、その中心となってきたカリフォルニアは、世界で最も優れたワイン産地(筆者自身は点数制の意義には懐疑的だが)とすら表現しても違和感はないだろう。正確に数えたわけではないが、おそらく世界一と思われる満点獲得総数を達成できた要因が、 スタイルと方法論の圧倒的な練度 にあることは間違いない。

  • スペインのスパークリングワイン事情

    スペインでスパークリングワインといえば、すぐに「 カバ Cava 」と答えられるくらい、スペインワインの中ではかなり認知度が高いと思われます。 しかし、近年ではそういった高品質スパークリングワインを造る生産者が、 DOカバからの離脱し、さらに生産者同士で新しい認証を作る動き が出ています。 また土着品種の中でもチャレロに注力しており、スパークリングワインの主要品種としての使用はもちろん、スティルワインも造っています。 今回はコルピナットを中心に、カタルーニャ州のスパークリングワインについて少し書きましたが、他の地域でも土着品種を使ったスパークリングワインを造る動きが多くなっていますので、これからのスペインのスパークリングワイン 大学卒業後はインポーター2社で働き、2017年にスペイン・サン・セバスティアンにある料理大学バスク・クリナリー・センターの、ソムリエとワインマーケティングのマスターコースに入学。

  • 再会 <13> アリゴテの覚醒

    Benjamin Leroux, Bourgogne Aligoté 2018, ¥4,340 長年のブルゴーニュファンであれば、 アリゴテ という葡萄のことをご存じの方も多いだろう。 ブルゴーニュで栽培されるシャルドネ以外の葡萄品種としては、最も良く知られているアリゴテだが、 その評価は極めて低かった と言える。 もちろん、 ドメーヌ・ドーヴネ (不世出の大天才、マダム・ビーズ・ルロワが率いるドメーヌ)のアリゴテのように、突然変異的に異常な品質に到達したワインはあったものの、アリゴテと言えば「安いけど、薄くて酸っぱくて ドーヴネにしても、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌにしても、造り手がとにかく有名過ぎたため、アリゴテ自体の評価を上げたというよりは、「 彼らが造ったから、凄いアリゴテになった 」という認識ばかりが先行してしまったのだ さて、そんなうだつの上がらない存在だったアリゴテが、有名クラシックカクテルである「 キール 」の原料という立ち位置から、ついに抜け出そうとしていることをご存知だろうか。

  • ワインを理解するテイスティング術 <8> アロマ Part.4

    テイスティング術シリーズの第8回は、「アロマ」についての基礎を学んでいきます。 前回に続き、今回も白ワインのアロマについて学んでいきます。

  • ワインを理解するテイスティング術 <7> アロマ Part.3

    テイスティング術シリーズの第7回は、「アロマ」についての基礎を学んでいきます。 前回に続き、今回も白ワインのアロマについて学んでいきます。

  • テーマ・テイスティング

    今はもう、音楽は完全な趣味で、本業がワインとなっているのだが、私にとっては 音楽もワインも、似ている部分が多い 。 音楽なら感情や情景などがインスピレーションに、ワインならテイスティングそのものがインスピレーションとなる。

  • Wine Memo <23>

    世界三大貴腐ワインといえば、 フランス・ボルドーのソーテルヌ、ハンガリーのトカイ 、そして ドイツのリースリング・トロッケンベアレンアウシュレーゼ 。  

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