top of page

ワイナリー訪問記 <1> Martin & Melanie Muthenthaler in Wachau, Austria.

  • 5 分前
  • 読了時間: 8分

これまで、ワイナリーを訪問した際のレポートは、各産地の特集記事に組み込む形で公開してきましたが、今回から、(特にすでに特集記事を組んだことがある産地に関しては)レビューカテゴリーの中で「ワイナリー訪問記」として分離します。



産地を知ることは、地図を広げて俯瞰する仕事である。

一方で、ワイナリー訪問は、地図に足を置く仕事だ。


同じWachauと書かれていても、Loibenの光とSpitzer Grabenの冷気は違う。

同じRieslingと書かれていても、ドナウ川のほとりで育つものと、森へ向かって谷が細くなっていく場所で育つものでは、背筋の伸び方が違う。


その真理を五感で知るために、私は時に不便なところでも、迷いなく足を運ぶ。


車を運転しない私は、海外でワイナリーを訪問する際も、可能な限り公共交通機関で移動する。

ワイン産地において、車を持たない人間は、ときどき文明の外側に置かれる。

タクシーは走っていない。バスは来ない。電車は、こちらの都合など当然知らない。

それでも私は、この不便さをそこまで嫌っていない。


便利すぎる移動は、土地を素早く通過させる。

遅い移動は、土地に捕まる時間をくれる。


記事の続きは…

sommetimes.net を定期購読してお読みください。

お問い合わせ

この​サイトについてのお問い合わせや取材依頼などは下記よりご連絡ください。

​有料会員になる

800円/月のプレミアムプランに加入して全ての記事にフリーアクセス​。
 

© 2024 SommeTimes

bottom of page