「甘い」言葉に潜む罠

ワインにとって、「甘い」という表現は何を意味しているのだろうか。


これは非常に奥深いテーマであり、長年に渡って、ワイン販売者と消費者の間や、愛好家同士の間にそびえたってきた、分厚い壁でもある。


もちろん、「甘い」という表現は、「美味しい」と同様に、最終的には完全に主観となってしまうものなのだが、それでも(特に販売者、紹介者としては)どこかに線引きをしておかないと、自身の発言が支離滅裂なものとなりかねない。実に悩ましい問題だ。


基本的には、ワインの甘さというのは、糖度と酸のバランスによって確定する、としておくのが、最もセーフな考え方だろう。


レモネードを思い浮かべていただきたい。


レモン果汁だけでは、その強烈な酸故に、極めて酸っぱい(辛い)状態となるが、そこに砂糖を加えることによって、徐々に辛口から甘口へと向かっていく。


ワインも原理的には同じと考えて良い。


白葡萄品種では、リースリングを例にすると分かりやすいだろう。

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