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SommeTimes’ Académie <38>(ワイン概論34:ポート1)

一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回は、ポートについて学んでいきます。


醸造の様々な工程に関しては、醸造家ごとに異なる意見が散見されます。本シリーズに関しては、あくまでも「一般論の範疇」とご理解ください。

試験後に忘れてしまった知識に意味はありません。ワインの勉強は、難しい外国語由来の単語との戦いでもあります。そういった単語をただの「記号」として覚えることにも、意味はありません。その単語が「何を意味するのか」を知ってこそ、本来のあるべき学びとなります。SommeTimes Académieでは、ワインプロフェッショナル、ワイン愛好家として「リアル」に必要な情報をしっかりと補足しながら進めていきます。試験に受かることだけが目的ではない方、試験合格後の自己研鑽を望む方に向けた内容となります。



酒精強化ワイン概論 ­– ポート ①


日本ではどちらかというとシェリーの方が酒精強化ワインとしては知られていると思いますが、実は世界全体の販売量ではポートがシェリーを凌駕しています。(2019年で比較すると、シェリー 3060万リットルに対し、ポート7316万リットルと実に倍以上。)


意外でしょうか?


甘口では世界的に最高峰の品質と人気を誇りながら、少なくとも日本では甘さとアルコールの高さに、その魅力が隠されてしまっているようです。


シェリーと同様に多様で複雑なカテゴリーがあり、その点で理解の難しさもありますが、非常に深い魅力のあるワインでもあります。今回からはポートの世界を覗いてみましょう。

記事の続きは…

sommetimes.net を定期購読してお読みください。

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