SommeTimes’ Académie <138>(イタリア・ラツィオ州3: et cetera)
- 4 日前
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ラツィオの周縁に灯る、小さなD.O.C.
FrascatiとCesanese以外で知る、土地ごとのワイン
ラツィオ州のワインを学ぶとき、まず名前が挙がるのはFrascatiとCesaneseです。
しかし、それだけでラツィオを理解したことにはなりません。
北にはBolsena湖を抱くヴィテルボ周辺の火山性の土地があり、南にはCoriの丘があり、さらに海沿いにはTerracinaの香り高い白があります。
今回紹介するのは、いずれも高い知名度を持つ産地ではありませんが、それぞれに覚えておくべき理由があります。
奇妙な名前を持つ白。
火山湖のそばに残る甘口赤。
土着品種を支える丘のワイン。
海沿いで香るMoscato。
こうした小さなエリアを拾っていくと、ラツィオは「首都ローマのある州」から、湖、丘、海岸がそれぞれにワインを生む、多層的な産地として見えてきます。
最初に整理しておきたいのは、ラツィオ州のD.O.C.G.が Cannellino di Frascati、Cesanese del Piglio、Frascati Superiore の3つであるという点です。
つまり、Frascati系とCesanese系を除くと、ラツィオで重要になるのは、基本的にD.O.C.の理解です。
今回は、その中でも特に覚えておきたい以下のD.O.C.を見ていきます。
Est! Est!! Est!!! di Montefiascone D.O.C.
Aleatico di Gradoli D.O.C.
Cori D.O.C.
Terracina / Moscato di Terracina D.O.C.


