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SommeTimes’ Académie <138>(イタリア・ラツィオ州3: et cetera)
ラツィオの周縁に灯る、小さなD.O.C. FrascatiとCesanese以外で知る、土地ごとのワイン ラツィオ州のワインを学ぶとき、まず名前が挙がるのはFrascatiとCesaneseです。 しかし、それだけでラツィオを理解したことにはなりません。 北にはBolsena湖を抱くヴィテルボ周辺の火山性の土地があり、南にはCoriの丘があり、さらに海沿いにはTerracinaの香り高い白があります。 今回紹介するのは、いずれも高い知名度を持つ産地ではありませんが、それぞれに覚えておくべき理由があります。 奇妙な名前を持つ白。 火山湖のそばに残る甘口赤。 土着品種を支える丘のワイン。 海沿いで香るMoscato。 こうした小さなエリアを拾っていくと、ラツィオは「首都ローマのある州」から、湖、丘、海岸がそれぞれにワインを生む、多層的な産地として見えてきます。 最初に整理しておきたいのは、ラツィオ州のD.O.C.G.が Cannellino di Frascati、Cesanese del Piglio、Frascati Superiore の3つで

梁 世柱
4月29日


SommeTimes’ Académie <137>(イタリア・ラツィオ州2: Frascati)
名声より食卓を選んだ白 フラスカーティという、ローマの普段着 フラスカーティは、ラツィオ州ローマ県、ローマ近郊の丘陵地帯で造られる白ワインです。 主役となる葡萄はマルヴァジア系品種で、軽快な香りと爽やかな飲み口を持ち、食事とともに楽しまれてきました。 華やかな名声で語られるワインというより、よく冷やされ、料理の横に置かれ、自然にグラスが進むワインです。 その親しみやすさこそが、フラスカーティを理解するうえで大切な入口になります。 フラスカーティには、主に以下の3つのカテゴリーがあります。 Frascati D.O.C.:基本となる白ワイン。発泡タイプも認められる。 Frascati Superiore D.O.C.G.:より高いアルコール度数や品質基準を持つ上位カテゴリー。 Cannellino di Frascati D.O.C.G.:甘口タイプのフラスカーティ。

梁 世柱
4月23日


SommeTimes’ Académie <136>(イタリア・ラツィオ州1: Cesanese)
ラツィオの赤を読む Cesanese系3産地に見る、構造・品種・多様性 Cesaneseは、ラツィオ州を代表する土着黒葡萄です。 赤い果実、花、スパイスを思わせる香りを持ち、タンニンは過度に強くなりすぎず、料理と合わせやすい赤ワインになりやすい品種です。 力で押す赤というより、果実味と香り、穏やかな渋みの調和に魅力があります。 Cesaneseを理解するうえで中心になるのは、主に次の3つの産地です。 Cesanese del Piglio D.O.C.G. Cesanese di Affile D.O.C. Cesanese di Olevano Romano D.O.C. この3つは同じCesanese系ワインでありながら、標高レンジ、使用できる品種、認められるスタイルが異なります。その違いが、味わいの方向性にも反映されます。

梁 世柱
4月16日
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