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出会い <40> 極上のローカルワイン

Nomads Garden, Pinot Meunier 2022. ¥3,200

日本は、世界で最も成熟したワイン市場の一つだ。


文字通り、ありとあらゆるワインが入手できるとすら思えるほど、その規模と多様性は、世界でも群を抜いていると言えるだろう。


しかし、そんな日本にもまだ届いていない未知のワインが、実際には驚くほどたくさん存在している


世界的銘醸地であり、日本でも人気が高いシャンパーニュ地方の例を挙げよう。


シャンパーニュ地方で、ワインを生産(自社栽培、買い葡萄に関わらず)して販売しているワイナリーの数は、2,100社を僅かに上回っている(栽培農家から生産者になるケースが、継続的に増えている)が、上位260社が全体の生産量の約70%を、全輸出量の約90%を担っている。


そして、2,100社強の全てが日本に輸入されているということは全く無い。


シャンパーニュ地方ほどのネームヴァリューがあっても、実態としての輸入は「全てをカヴァーする」規模には決して至らないのだ。

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