出会い <110> 牧歌的なマイナー産地ワイン
- 8月15日
- 読了時間: 3分
Keltis, Sivi Pinot 2020.
シーンの最先端に立っているワインバーへ行き、ソムリエにセレクトを委ね、近い経験値で語れる仲間たちと飲む。
発見と検証が、同じ瞬間に高い密度で揃うのだから、これほど効率の良い学びはなかなか無い。
定期的にどこかで集まる海外の仲間たちとの時間には、非日常的な充実があるものだ。
今回紹介するワインは、ウィーンでの「そういう場」に現れた一本。
スロヴェニアのKeltisが造るSivi Pinotである。
オレンジワインという言葉が、ずいぶん気軽に使われるようになって、かなり時が経った。
白葡萄を醸造する際に、マセレーションと初期発酵を同時進行させる。
製法的にはオレンジワインの核心的要素だが、世間はむしろ、オレンジ色をしたワインという誤解の方ばかりを気にしている。
もちろん、入口としてはそれでもいいのだが、扉の向こう側で見た世界を素直に受け入れないと、迷い人のまま成長しない。


