ラタトゥイユとクラシックペアリング
- 8月14日
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フランス料理と聞くと、だいたいの人は少し身構える。
芸術作品よろしく盛り付けられた美しい皿。
複雑だということだけはよくわかる料理説明。
そして、食べ終わったあとも解決されない謎の香り。
だが、ラタトゥイユはその反対側にいる。
南フランス、なかでもニースとプロヴァンスを代表する料理の一つで、トマト、なす、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ、にんにくといった夏野菜を、オリーブオイルとハーブで煮込む。
材料だけを見れば、驚くほど素朴だ。
高級な肉もなければ、フォアグラもない。トリュフを削る必要もない。
夏の畑で元気になりすぎた野菜たちを集めて、鍋の中でなんとか話し合いをつけてもらう。
それが、ラタトゥイユである。



