葡萄品種から探るペアリング術 <4>カベルネ・ソーヴィニヨン

葡萄品種から探るペアリング術シリーズは、特定の葡萄品種をテーマとして、その品種自体の特性、スタイル、様々なペアリング活用法や、NG例などを学んでいきます。


今回は、カベルネ・ソーヴィニヨンをテーマと致します。


また、このシリーズに共通する重要事項として、葡萄品種から探った場合、理論的なバックアップが不完全となることが多くあります。カジュアルなペアリングの場合は十分な効果を発揮しますが、よりプロフェショナルな状況でこの手法を用いる場合は、ペアリング基礎理論も同時に参照しながら、正確なペアリングを組み上げてください。



カベルネ・ソーヴィニヨンのスタイル

テロワール、栽培、醸造に対して敏感である一方で、品種自体の個性が非常に強く、ブレンドに10%程度含まれているだけでも、カベルネ味になってしまうほど、主張が強い品種でもあります。国際品種としては最も成功したものの一つですので、文字通り、世界中で栽培されています。


カベルネ・ソーヴィニヨン(以降、CSと表記)は大別すると以下のように分かれますが、共通して樽熟成が基本になっています(新樽比率はワインごとに大きく異なる)。


1. ボルドー左岸型:CSを主体として、他のボルドー品種(主にカベルネ・フラン、メルロー)とのブレンドを前提としたスタイル。


2. ニューワールド型:CS単一で造られるスタイル。


3. ローカルブレンド型:各地方のローカル品種(国際品種の場合も)とのブレンドを前提としたスタイル。イタリア・トスカーナ地方のサンジョヴェーゼとのブレンド(スーパー・トスカン)、オーストラリアのシラーズとのブレンドが特に良く知られています。


また、全てのスタイルが、気候タイプを基本ベースに、さらにオールドワールド系かニューワールド系に細分化されます。


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