top of page
検索


高級ビールを嗜む <5> West Coast Brewing
日本は、豊かなビール文化を育んできた国だ。 だから、ビールにおける「日本らしさ」そのものを否定するつもりはない。 暑い日に、よく冷えたラガーを喉へ流し込む。 焼き鳥の煙に混じる脂の香り、枝豆の表面でざらつく塩、仕事を終え、食事へと入る瞬間を整えるための一杯。 あの速度、あの潔さには、確かに日本の生活と深く結びついた美しさがある。 ただ、今回はそういうビールの話ではない。

梁 世柱
17 時間前


高級ビールを嗜む <4> Teenage Brewing
酒はカルチャーである。 そして、ホンモノのカルチャーは境界線を越えて、人の心に響く。 埼玉県ときがわ町にあるクラフトビール醸造所、Teenage Brewing。 クラフトビールにはめっぽううるさい私の心を、強烈に捉えた。 日本国内産ビールでは、Humans Beer以来の衝撃だったと言っても良いだろう。 「自由で現代的なアプローチで新しい驚きと記憶を創る一杯。」 Teenage Brewingは、ただ美味しいビールを造ろうとしているのではなく、「心が動く体験」という、「その先」を最初から思想に組み込んでいる。

梁 世柱
4月19日


韓国で芽吹く、驚きのクラフトビールシーン
韓国を久々に訪れた目的は、伝統酒(スル)のリサーチにあったのだが、ライフワークの一環として、気分転換に韓国産のクラフトビールを口にしたとき、強烈な衝撃を受けた。 ご存知の通り、日本でもクラフトビールの熱狂は長く続いており、「クラフトな」ビールを醸造するブリュワリーもまた、雨後の筍が如く急増し続けている。 私自身、非常に深い興味をもっているエリアであるため、日本産のクラフトビールは相当な数をテイスティングしてきているが、実は心から美味いと感じるクラフトビールは決して多くない。 ただし、ここはあくまでも私の主観によるもの、と前置きしておいた方が良いだろう。

梁 世柱
2025年11月17日


高級ビールを嗜む <3> リースリング・ビール
Gueuzerie Tilquin, Oude Riesling Tilquin a L'Ancienne. ¥4,800~ またまた随分と久々となる、高級ビールのレヴュー企画。 今回は、私が最も好きなタイプのビールである、ランビックに関してお話ししていこう。 ランビックはベルギービールの一種であり、パヨッテンラント地域(首都ブリュッセルの南西に位置)でのみ醸造される、非常に個性的なビールとなる。 一般的にビールの醸造には、培養酵母が使用されるが、ランビックは醸造所や周辺環境に棲む野生酵母の力で発酵させる。 ブリュッセルを縦断するゼンネの谷に自生すると言われているバクテリアや野生酵母は、通常の培養ビール酵母では分解できないデキストリンという多糖類まで分解するため、非常に辛口な仕上がりとなり、また乳酸を思わせるニュアンスも野生酵母によってはっきりと生じる。

梁 世柱
2024年12月16日


高級ビールを嗜む <2> 湯河原の極上クラフト
不定期連載とはしていたものの、初回から随分と時間が経ってしまった高級ビールのレヴュー企画。 ビールは相変わらず飲んでいたのだが、なぜかそこまで心を揺さぶられるものに巡り合わなかったり、最高に美味しいと思ったものが生ビールで写真が撮れなかったりと、どうにも歯車が噛み合わなかった。 今回久々にご紹介するビールとは、その出会いも含めて、思い出が色々と詰まっている。 小田原で諸用済ませ、帰路に着こうとした時、自らの疲弊ぶりを痛感した私は、「どれ、湯治でもして帰ろうか。」と思い立った。 箱根の方が近かったが、観光客の渦に飲み込まれる気にもなれなかったので、少し寂れた(申し訳ない!)湯河原へ行くことにした。 見知らぬ地に行くと、食事処と地ビールを真っ先に探すのが私のルーティーン。 湯河原の酒屋に立ち寄り、地ビールの棚を眺めていると、鮮烈にポップなラベルのビールが目についた。

梁 世柱
2023年10月19日


高級ビールを嗜む <1> 聖地ポートランド
レヴュー企画の不定期連載として、「高級ビールを嗜む」をスタート致します。 ビールには、ワインも顔負けの非常に奥深い世界が広がっています。 基本のスタイル(製法カテゴリー)に、様々な副材料も含まれば、そのヴァリエーションはまさに無限大。 筆者はビールの専門家ではありませんが、飲料のプロフェッショナルとしての目線から、厳選したビールをレヴューして参ります。 基本的なテーマはタイトルの通り、「高級ビール」です。 つまり、日常の中で、乾いた喉を潤すために飲むビールではありません。 ここで言う高級ビールとは、(価格も高いですが)特別な時間を演出してくれる、孤高のビールたちのことです。 日本でも、クラフトビールがブームからスタンダードへと移り変わりつつありますが、世界のクラフトビール事情は、思ったよりも遥か先へと進んでいます。 本企画の初回は、クラフトビールの中でも、特にクリエイティヴなビールの聖地とされる、アメリカ・オレゴン州の州都ポートランドで誕生した、驚きの一本です。

梁 世柱
2022年6月7日


IPAの始まり
まだまだ大変なご時世の中ではありますが、この時勢を乗り越えて更に質を高めて頑張っていこうとしている飲食業界の動きに感化されまして、私事ではありますが、つい最近、自身の店の屋号を変えて心機一転、気合いを入れ直す運びとなりました。 新屋号を【BAR...

SommeTimes
2022年2月24日


なんぞやエールとラガー?お気に入り国産ビール銘柄紹介
このコラムを書いている最中がちょうど3度目の緊急事態宣言真っ只中で、 「飲食店での酒類の提供禁止」 と言う辛いルールが発令されています。 呑みの場でのコミュニケーションが出来ないとは、なんと由々しき事態。それならせめて好きな酒、旨い酒を呑んで気分を上げたい。こんな時こそ気分...

SommeTimes
2021年6月8日


オクトーバーフェストに想いを馳せながら
ビール業界や飲食業界としてだけでなく、1つの「お祭り」として世界最大クラスの催し物 である『オクトーバーフェスト』。
実は開催日は9月中頃から10月の初旬までで、開催地がミュンヘンのテレージエンヴィーゼって所で、とにかくめっちゃ広い...とか、国を挙げた交通整備がスゴい!..

SommeTimes
2021年1月8日
bottom of page