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出会い <4> ナチュラルなグラン・ヴィーノ
Goyo Garcia Viadero, Finca Valdeolmos 2016. ¥5,500 テンプラニーリョ という葡萄は、 まだまだ過小評価されている ので無いでしょうか。 リオハ には数々の銘醸ワイン(協同組合の品質が恐ろしく高いのがリオハの特徴)がありますし、 リベラ・デル・デュエロ には、かの有名な「ウニコ」を造るベガ・シシリアや、かなり前にちょっとしたブームになった「ペスケラ」、カルト的人気と超高価格を誇る「ピングス」なんかもあります。 でも、こういった有名ワインは ブランドとして有名なだけ で、 テンプラニーリョの地位を向上させているとは、あまり思えない 側面もあります。もし本当にテンプラニーリョ自体が支持されているなら、有名では無いワインも、 しっかりと売れるはずなのですよ、テンプラニーリョだから、という理由で 。 でも、現実はそう甘くありません。 色々と シノニム (同意語)が多いのも、テンプラニーリョの弱点の一つ。 リベラ・デル・デュエロでは、ティンタ・デル・パイスか、ティント・フィノ。 トロでは、ティンタ・デ・トロ。

梁 世柱
2021年12月18日


スペインのスパークリングワイン事情
スペインでスパークリングワインといえば、すぐに「カバ Cava」と答えられるくらい、スペインワインの中ではかなり認知度が高いと思われます。 カバとは原産地呼称名で、シャンパーニュなどと同じ瓶内二次発酵で造られていながら安価なものが多く、日常的に飲むスパークリングワインとして...

SommeTimes特別寄稿
2021年10月21日


SDGsが問う、世界最大産地の「造る責任」
中央スペインのラ・マンチャD.Oは、原産地呼称が認められている単独の産地としては世界最大の範囲(四国を少し小さくした程度の面積)に広がり、D.Oで認定された葡萄畑の面積は157,000haを超えるという、圧倒的なスケールを誇っている。...

梁 世柱
2021年9月18日


伝統産地の異端児
近年、地球上においてワインの生産地として大きな変貌を遂げた場所は枚挙に暇がない。だが同時に従来通りの造りを頑なに守り続ける生産地も多数存在する。今回は後者の中でも、相当期間そのイメージを守り続けてきた伝統的生産地から、反骨・異端の生産者を紹介しよう。...

SommeTimes特別寄稿
2021年7月2日


ボバルが切り開く新時代
この度、世界第一号 ボバル大使に任命されました! といきなりスミマセン。。 と言いましてもボバルって何??という方も多いかと思います。 ボバルはスペイン地場品種。今スペイン国内で最も新しい動きをしていて、まさに世界に羽ばたき始めている品種です。これからスペイン国外で目にする...

SommeTimes特別寄稿
2021年5月12日


ガリシアの隠れた銘醸地
今回紹介するワインは、アデガ・マヌエル・フォルミーゴのフィンカ・テイラです。 生産者: Adega Manuel Formigo/アデガ・マヌエル・フォルミーゴ ワイン名: Finca Teira/フィンカ・テイラ 葡萄品種:...

SommeTimes特別寄稿
2021年3月30日


固定観念を覆す白ワインに出会った
スペインワインの虜となり、20年の月日が経つ。 固定観念に縛られ、探究心を失った自分を責めるべきか、それとも従来の常識を打ち破る生産者を褒めるべきか。 読者の中で、アイレンという品種の名前を聞いたことがある方は多いと思う。...

SommeTimes特別寄稿
2020年12月4日


10 Best Wines (スペイン/プリオラート)
10 Best Winesのコーナーでは、世界各国の産地やエリア(時に同一品種で複数の産地)から、特に優れた生産者とその代表的なワインをご紹介いたします。 第一弾は、スペインのプリオラートです。 スペインを代表する産地といえばリオハですが、...

梁 世柱
2020年12月1日
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