世界三大珍味といえば、トリュフ、キャビア、フォアグラだが、日本にはフォアグラを凌駕するのでは思えるほど素晴らしい食材がある。
白レバーだ。
白レバーは鶏の脂肪肝であり、卵を産むために栄養を多く摂る必要がある雌鶏の中でも、一際食欲と力(いわば、群れの中のボス的存在)が強い個体に、偶発的に発生していたものだ。
そもそも雌鶏は食肉用となることが少ないこともあり、かつては超希少部位として、知る人ぞ知る存在だった。しかし、近年は認知度が高まってきてしまったため、白レバーを生産することを目的とした、やや過剰な餌やりでも行われているのだろうか、比較的良く見かけるようになった。
生粋の焼き鳥好きであり、白レバーに目がない私としては、色々と思うところはあるのだが、これだけはお伝えしておこうと思う。
白レバーの魔法を存分に味わいたいのであれば、大衆焼き鳥ではなく、ある程度ちゃんとした本格的な専門店の方が良い。
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