Hervé Villemade, Cour-Cheverny Blanc “Les Acasias” 2020. ¥6,000
ワインとの出会い、といっても、様々。
筆者のように、それなりに長い期間、世界各国のワインに幅広く触れていると、さすがに、「知らない国の、知らない産地の、知らない造り手の、知らない葡萄品種のワイン」、なんてものにはなかなか出会えなくなってしまうが(そろそろ、東欧、北欧、東南アジア、中米辺りにカヴァー範囲を広げるべきか。)、私が学び始めた頃は、知らないことだらけで、記憶に残る出会いがそこら中に転がっていたものだ。
その時に出会った数々のワインとのエピソードは、今も私にとって、モチベーションの源泉であり続けている。
では、そんな私が今、どんな出会いを楽しんでいるのか。
それは、大きく分けると4つのパターンになる。
良く知った国の、知らない産地。
良く知った産地の、知らない地域。
良く知った地域の、知らない造り手。
良く知った造り手の、知らないワイン。
そう、知っているものと知らないものの組み合わせに、私は出会いと刺激を求めているのだ。