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ポルトガル名物、エッグタルト

ポルトガルは、実に豊かな食文化に彩られた国だ。

 

産地訪問でヨーロッパへ出向くことの多い筆者にとっても、ポルトガルの食事は、スペインと並んで、心地良いものだった。

(あくまでも「個人的に」だが、イタリアやフランスの方が、私には食が合わない。)

 

そんなポルトガルの名物スイーツといえば、やはりエッグタルト(Pastel de Nata)は外せないだろう。



カスタードクリームがぎっしりと詰まったタルトが、オーヴンで香ばしく焼き上げられる。

 

仕上げに粉糖やシナモンパウダーをまぶすのも一興。

 

18世紀よりも前に、リスボンにあるジェロニモス修道院の修道女が発明したらしい、という逸話も、どことなく微笑ましくて素敵だ。

 

筆者が極上のPastel de Nataを求めて訪れたのは、活気溢れるボリャオン市場のすぐ側にある、Manteigaria Fábrica de Pasis de Nata

 

地元でも名店として知られる、Pastel de Nataの専門店だ。

 

濃厚だが絶妙な甘さバランスのカスタードクリームと、サックサクのタルト生地が織りなす味わいは、極上の一言。



朝から3個食べて、たっぷりと背徳感を味わったのは言うまでも無い。(本当は、後2つは食べたかったくらいだ。)

 

 

さて、今回はPastel de Nataに合わせるワインをご紹介しようかと思う。

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