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革命の狼煙 <Montepulciano特集 2024年版>

モンテプルチアーノを訪れる度に、私はなんとも言えない複雑な感情を抱いてきた。

 

Vino Nobile di Montepulcianoという歴史的大銘醸が、品質においてChianti ClassicoやBrunello di Montalcinoと同じ領域にあることは疑いようもないと常々感じてきたが、人気、知名度、価格など、品質以外のあらゆる点で、三大サンジョヴェーゼの一角とは言い難い現実があった。

 

消費者目線から見れば、過小評価によって低止まりした価格にありがたさも感じる部分はあるが、一人のワインプロフェッショナルとしては、モンテプルチアーノの偉大なワインが真っ当な評価を受けていないことに、苛立ちにも似た感情を覚えてきた。

 

確かに、Vino Nobile di Montepulcianoには、Chianti Classicoのような「集の力」も、Brunello di Montalcinoのような「わかりやすさ」もない。

 

あまりの不人気ぶりに、三者を品質的に同列と考えている私自身のテイスティング能力を疑ったことさえある。

 

モンテプルチアーノを訪れるジャーナリストの数も少なく、立派な要塞で行われる展示会には、どこか陰鬱とした空気が漂っていた。

 

しかし、今年は違った。

 

おそらく、例年の倍近くのジャーナリストがモンテプルチアーノに集結していただろうか。

 

考え得る理由はただ一つ。

 

今回の展示会では、かねてから導入が予告されていた待望の最上位格付け兼サブゾーンとなる「Pievi」が、実際のワインと共に初めて公式にお披露目されると事前にアナウンスされていたからだ。

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