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国際品種とテロワール

1970~80年代。特に1976年の「パリスの審判」以降、伝統、新興問わず、世界各地のワイン産地に巨大な変化が訪れた。


カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、そしてシャルドネの大進出だ。


これらの葡萄には、ブレンドの中に15~20%程度含めるだけで、そのワインの味わいを数段階も「わかりやすい」ものとする特性があった。


わかりやすさは、圧倒的な売りやすさにも繋がる。


歴史ある銘醸地ですら、その誘惑には抗えなかったのだから、新興産地がフランス系国際品種に支配されるのは必然だった。

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