その土地の料理とワインが、長年に渡って「共に在った」結果として、両者の間に強力な繋がりが自然と形成されることがある。
しかし、軽い繋がり程度であれば、例は無数に存在しているが、完璧とも言えるクラシック・ペアリングへと昇華したケースは稀と言えるだろう。
一般的なイメージとは違い、実際のところは多くの「クラシック」がかなり適当なペアリングだったりするのだ。
さて、今回ご紹介するのは、完璧と断言できるケース。
イタリア・トスカーナ州の名物料理であるビステッカ・アッラ・フィオレンティーナと、サンジョヴェーゼを主体とした同州の名ワインという組み合わせだ。