料理とワインでペアリングを行う際、口内調味を基本とするか、余韻で合わせるのが正解か、という質問を非常に良く受ける。
まず結論から言うと、「どちらでも良い」が答えとなる。
ペアリングは非常に主観性と嗜好性が高いものであるため、「完璧な正解」が存在し得ないのだ。
ただし、ペアリング基礎理論を活用して組み合わせとアプローチを考えていく際には、口内調味と余韻合わせでは、効果が及ぶ範囲が大きく異なる点には留意しておきたいところ。
端的にまとめると、口内調味ではより複雑に、余韻合わせではよりシンプルなアプローチのペアリングとなる。
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