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冷やし中華は夏ワインの友

夏の風物詩、というほど大袈裟なものでも無いかも知れないが、下町育ちの私にとって、「冷やし中華はじめました」と大きく書かれたのぼり旗は、暑さと虫が苦手で、夏には出不精が大加速する私を、昼間から屋外に引きずり出すのに十分な程度には、魅力的だ。


氷水でタイトな食感を得た中華麺の上で、ふわふわの錦糸卵、薄切りにしたハム、爽やかなトマトと胡瓜が踊り、酢の効いたタレが完璧な五重奏を指揮する。


絶妙にさっぱりとした食後感と、「野菜も摂れる」という言い訳で、ついつい炭水化物を大量摂取する罪悪感が消し飛んでしまうのが難点だが。


そんな冷やし中華が、夏に飲みたくなるようなワインと抜群の相性を誇ることは、あまり知られていないかも知れない。


夏といえば、泡、白、ロゼでシャープな酸の効いたワインを、しっかりと冷やして楽しむのが定番

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