テイスティング術シリーズの第四回は、赤ワイン、ロゼワイン、オレンジワインの「色調の濃淡」についてさらに学んでいきます。
赤ワインの色調はルビー(ラズベリーレッド)とガーネット(ダークチェリーレッド)の2色が基本色となり、そこから若い段階では紫を基調とした濃淡、熟成が進んだ段階ではオレンジ(褐色)を基調とした濃淡で表現していきます。
まず、基本色のベースは品種由来となります。例えば、ピノ・ノワールであれば、ほぼ無条件でルビーとなりますが、カベルネ・ソーヴィニヨンの場合は、ルビーにもガーネットにもなりえます。