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SommeTimes’ Académie <52>(フランス・ボルドー地方:Haut-Médoc)

一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回もボルドー地方について学んでいきます。


ボルドー地方に関する基礎的な情報は、無料のものが十分に存在していますので、本シリーズでは基本的に割愛しますが、その代わりにより深いところを探っていきます。


ボルドー地方シリーズ第五回のテーマは、「Haut-Médoc」と致します。



Haut-Médoc

Haut-Médoc はSub-Regional、という中域アペラシオンに該当します。葡萄畑の総面積は約4320haで、メドック地区全体の約28%に相当。

平均的な総生産量は約2950万本となります。


メドック地区の中でも最も広大なアペラシオンであり、226の独立したシャトーがありますが、その中でも1855年の公式格付けに名を連ねたのは、僅か5シャトーのみです。


土壌は基本的には、ガロンヌ河からもたらされた砂利や砂礫ですが、南北に約60kmという広さ故に、Haut-Médocというアペラシオン自体に、一貫したテロワールの個性を見出すのは、実質的に不可能と言えるでしょう。

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